Shopify(ショッピファイ)予約販売アプリ RuffRuffを解説

今回は「予約販売」を手軽に、かつ簡単にShopifyに導入することができるアプリ「RuffRuff 予約販売」を紹介します。
予約販売を行うことで、消費者の需要の把握や事前販売によって利益を先に得ることができ、次につながる商品を早めに仕入れることができるなどのメリットがあります。
また、消費者にとっても予約販売によって在庫切れのリスクが無く、個数制限などによる転売の抑制などにもつながるメリットを提供できます。

予約販売を行うメリット

1-1 予約販売とは？

「予約販売」とは、発売前の商品や入荷前の商品の注文を事前に受け付けて、発売日に購入者に送付する販売手法です。
　
1-2 予約販売を行うメリット
　
・在庫切れによる機会損失を削減できる

在庫が切れてしまった場合でも、予約販売を受け付けることによって販売を続けることができるので、購入機会の損失を防ぐことができます。また、お客様がショップを訪問した際に予約販売ができなければ、購買意欲の低下や競合のストアに行ってしまう可能性も高くなります。さらに、予約状況を見て追加発注などを行うことができ、余剰在庫を作ってしまうリスクを減らすこともできます。
　
・需要や売り上げの予測と調整ができる

商品の需要がどのくらいあるのかを把握する点においても予約販売は効果的です。特に、新商品を販売する前などに予約注文を受け付けることで、その予約数に応じて商品の仕入れ数を変動させることが可能になります。また、今後の販売需要の把握や予測を行う上での重要なデータにもなり、マーケティング面でも大きな効果を発揮します。
　
・時期や需要に応じて業務量の調整ができる

商品が特に売れる時期やイベントなどでの需要に応じて在庫数を変動させたり、必要人員の増減を行うことができるようになります。コストや業務量の削減にもつながります。また、予約販売を行うにあたって、機材購入などの大型の設備投資や商品の大量仕入れなどは必要無く、リスクを抑えて実施することができます。
　
参考：予約販売とは：メリットやShopifyでの設定方法を紹介/Shopify公式ブログ
【徹底比較】Shopifyの予約販売 アプリ 7選 | 予約購入のメリット・デメリットも紹介/Tsun Shopifyブログ

RuffRuff 予約販売とは？

2-1 RuffRuff 予約販売とは？

出典：RuffRuff 予約販売｜Shopify app store
　
RuffRuff 予約販売は、ノーコードで簡単に予約販売を実施でき、無制限に予約注文の受付が可能なShopifyアプリです。
Shopifyにアプリをインストールするだけですぐに使えるようになります。また、ノーコードでカスタマイズをすることができ、簡単に予約注文のシステムを設定して導入できます。
　
・ノーコードで予約販売を実装可能

Shopifyストアの管理画面より、ノーコードのUIより誰でも簡単に期間や条件などを商品別に設定することができます。
商品ページだけではなく、TOPページやコレクションページ、検索結果ページでも予約販売のカスタマイズがノーコードで実現でき、予約注文のバナーや注文タグなどを設定・付与することが可能です。
　
・最高品質アプリの証「Built for Shopify」を獲得

2024年11月現在、8,000を超えるShopifyアプリが公開されています。
これらの中で、Shopifyの厳しい品質基準（安全性、パフォーマンス、利便性など）をクリアしたアプリには、「Built for Shopify」の認定が与えられます。
今回紹介する「RuffRuff 予約販売」は2023年6月に認定されました。
　
2-2 RuffRuff 予約販売の主な機能

通常商品の在庫がゼロになったとき、自動的に予約販売に切り替えることができます。
また、予約販売だけではなく、設定次第では期間限定販売や先行割引販売など様々な販売方法を設定することもできます。
　
・予約販売

RuffRuff 予約販売では、
①条件設定　②アクション　③購入オプション
この３つの「予約販売ルール」を適切に設定することにより、期間限定販売や先行割引、発売前予告などの販売設定を行うことができます。
　
・注文制限

通常商品と予約商品を同時に注文できないように同梱を制限したり、条件外の注文を制限したり、一回に注文できる個数を制限したりすることができます。
出典：RuffRuff 予約販売 ヘルプセンター｜Tsun Inc.
　
・制御機能

RuffRuff 予約販売では、「同時注文の制限」という機能を利用することによって、通常商品と予約商品を同時にカートに追加した際にアラートメッセージを出せるだけでなく、予約商品を同時にカートに追加した際にもアラートメッセージを出すなど、同時注文できる範囲（制御のレベル）を自由に変更することができます。
出典：Shopifyで同梱制御を実現する方法（同時購入不可の制御）
　
2-3 RuffRuff 予約販売の料金プラン 　

※2024年11月時点
出典：RuffRuff 予約販売｜Shopify app store
　
全てのプランで基本的な機能を利用することができますが、それぞれ予約販売にかかる手数料率が異なります。
ベーシックプラン以上で優先サポートを受けることができます。

3.Pre-Order Nowとの比較

3-1 予約販売アプリ Pre-Order Nowとは？
　
以前こちらのブログでも紹介させていただいた「Pre-Order Now」もShopifyの予約販売アプリです。
RuffRuff同様、通常商品の在庫がゼロになったときの自動切換が可能です。
　
詳しくはこちらの記事をご覧ください！
Shopify(ショッピファイ)予約販売アプリ Pre-Order Now を解説 　

3-2 Pre-Order Now と RuffRuff 予約販売の比較
　
・予約受付メールの送信

Pre-Order Nowは、外部アプリと連携することなくアプリから予約受付の完了メールを送信することができます。
また、再入荷のメール通知を自動で送信することもできます。
ただし、1通送信するごとに1セント≒1.52円（11/01時点レート：$1=152.98にて計算）かかります。
　
RuffRuff 予約販売ではKlaviyoなどの外部アプリと連携することで、再入荷通知を自動で送信することができます。
KlaviyoはShopifyアプリストアでも人気のメール配信アプリで、メールマガジンを簡単に自動で配信できる特徴があります。
出典：再入荷通知をする｜RuffRuff 予約販売ヘルプセンター

・各プラン/無料体験期間

RuffRuff 予約販売は全プランで3日間無料体験をすることができ、Plusストアを除く開発ストアでは全プラン無料で利用できます。
どのプランにも販売手数料とサポート以外の違いは無く、予約注文は無制限で使用できます。
　
Pre-Order Nowは無料プランがあり、最初の1商品は無料で予約販売設定を行うことができます。
また、その他のプランでも14日間の無料体験があります。
出典：PreOrder Now WOD | PreOrders｜Shopify app store 　

・言語サポート

RuffRuff 予約販売は日本製のアプリで、Built for Shopifyに認定されています。管理画面や設定などが全て日本語化されており、日本の商習慣に合ったアプリです。
日本語でのサポートを受けることができ、世界中のストアに導入することができます。
　
Pre-Order Nowは2017年6月にリリースされ、アメリカ・カリフォルニアの"Website on Demand Studio"社によって開発されました。
アメリカの商習慣に合ったアプリで、サポートは英語です。世界中のストアに導入することができます。
　
　
どちらのアプリにも良さがあり、用途や必要とする機能、予算等に応じて導入するアプリを決めることが重要です。
トランスコスモスでは、それぞれのアプリの導入に向けたご相談や運用などのサポートを行うことができます。

4.まとめ

RuffRuff 予約販売は、ノーコードで簡単に予約販売を実施でき、無制限に予約注文の受付が可能なShopifyアプリです。
条件や期間の設定なども詳細に行うことができ、カスタマイズ性にも優れています。
「Built for Shopify」に認定されている日本製のアプリで、日本語でのサポートが充実しています。
　
ブラックフライデー、サイバーマンデーやクリスマスなど多くのセールが始まるこの時期、RuffRuff予約販売を年末年始の商戦が活発化する前に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
　
執筆参考： RuffRuff 予約販売｜Shopify app store
RuffRuff 予約販売 - シンプル設定で利用できるShopifyアプリ｜Tsun Inc. 
　
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