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Shopify(ショッピファイ)定期購入アプリRecharge Subscriptionsを解説(後編)

Shopifyの定期購入アプリの定番である Recharge Subscriptionsのご紹介です。前編では Recharge Subscriptionsの紹介と基本的な設定についてご説明いたしましたが、この後編では Recharge Subscriptionsのダッシュボードや顧客ポータルを紹介していきます。

目次[非表示]

  1. 1.ダッシュボード
  2. 2.Orders
  3. 3.Customers
  4. 4.Analytics
  5. 5.Analyticsダッシュボードのサンプル
  6. 6.顧客ポータル
  7. 7.Shopifyアプリ解説「まとめ」


Shopifyの管理画面の「アプリ管理」で「Recurring Billing by Recharge」をクリックするとRecharge Subscriptions のダッシュボードを開くことができます。


ダッシュボード

Recharge Subscriptions のダッシュボードは下図のような画面です。ここでは、日常的に運用で使用する「Orders」と「Customers」、そして「Analytics」について触れていきます。


※ 以降の画像は  https://support.rechargepayments.com/ を出典元としております。


Orders

定期購入(サブスクリプション)を確認するには「Orders」をクリックします。Ordersの画面には「Processed」、「Upcoming」、「Upcoming pre-paid orders」、「Charge errors」の4つのタブがあります。

Processed
処理された定期購入が表示されます。任意の注文を選択すると詳細を確認することができます。
Upcoming
まもなく処理されるサブスク注文が表示されます。
Upcoming pre-paid orders
まもなく処理される前払いの定期購入が表示されます。
Charge errors
クレジットカードの無効などでエラーになった定期購入が表示されます。


フィルター

処理済みの注文を検索するには、「Processed」のタブでフィルターを指定します。フィルターを掛ける項目は「Customer email」、「External customer ID」、「External order number」、「External order ID」、「Recharge order ID」、「Recharge charge ID」から選択することができます。

Customer email
定期購入に指定された顧客のメールアドレスです。
External customer ID
Shopify管理画面の「顧客管理」で表示される顧客を選択したとき、URL末尾に表示される13桁の数字が顧客IDです。
External order number
Shopify管理画面の「注文管理」で表示される注文番号です。
External order ID
Shopifyからエクスポートした注文データで確認できるオーダーIDです。
Recharge order ID
RechargeのオーダーIDです。処理済み注文をエクスポートするか「Charges」のセクションで注文の詳細を開くと確認することができます。
Recharge charge ID
Rechargeの請求IDです。処理済み注文をエクスポートするか「Charges」のセクションで注文の詳細を開くと確認することができます。


フィルターオプション

 フィルターオプションは次のようになっています。

Order created date
注文が作成された日付を絞り込むことができます。
Prepaid
Prepaid」または「Not prepaid」を選択することができます。
Order type
Checkout」または「Recurring」を選択することができます。



Customers

ダッシュボードで「Customers」タグを開くと顧客リストを確認することができます。リスト上で、顧客名、メールアドレス、定期購入回数、支払方法(ステータス)が確認できます。

また、リストで任意の顧客を選択すると定期購入の詳細を確認することもできます。


Analytics

Recharge Subscriptionsには優れた分析レポートの機能が搭載されていますが、スタンダード版はPRO版に比べて機能が制限されています。

ダッシュボード
スタンダード版
PRO版
売上概要
売上計画
売上KPI
×
顧客概要
顧客コホート
×
コホートリテンション
×
サブスクリプション概要
商品SKU
×
商品バリエーション
×
インダストリベンチマーク
アクション
メディア属性
×


Analyticsダッシュボードのサンプル

売上概要

新規注文と定期購入の売上推移、ならびに解約の推移を確認することができます。


顧客コホート

顧客の維持率を確認することができます。


商品SKU

商品(SKU)単位のベストセラーや解約を確認することできます。


アクション

顧客ポータルで顧客が行っている「スキップ」や「数量変更」などの行動を把握することができます。



顧客ポータル

顧客ポータルは定期購入(サブスクリプション)の次回配送のスキップ、配送スケジュールや配送先住所の変更、商品の入れ替えや数量の変更などをコントロールする画面です。顧客ポータルのテーマは「Prima」と「Novum」の2つから選択する他、PRO版では Recharge Thema Engineで実現されるオリジナルのテーマを Theme Editorで作成することもできます。


Novum

デザイン的にリッチな「Novum」を見てみましょう。このテーマはサブスクリプションに特化したデザイン設計がなされており、追加オーダーや次回配送のスキップ、商品の入れ替えなどがしやすく、解約を踏みとどめさせる配慮がされています。

また、アップセルやクロスセルを実現して購買単価を上げることも役立つでしょう。




Shopifyアプリ解説「まとめ」

今回は管理者が日常的に使う Recharge Subscriptionsの運用画面(ダッシュボード)と顧客ポータルについて少々触れましたが、Recharge には様々な機能強化ツールも用意されています。例えば Klaviyo と連携して配信するメールに「次回出荷をスキップ」や「次回出荷時に追加商品を同梱する」といったURLを提供する Recharge Quick Actions や、初回無料で2回目以降は定期購入価格に戻すといったプロセスを自動化する Recharge Workflows など、ビジネス規模が大きくなればなるほど必要になってくるでしょう。Recharge は、単にサブスクリプションアプリを提供しているだけでなく、サブスクリプションを中心とした様々なサービスを提供していることも人気がある理由のひとつです。日本語に弱い部分があるのは否めませんが、日本の利用者がさらに増えれば、日本語対応にもきっと力を入れてくれるはず!

この記事は後編です。前編の記事も是非ご覧ください。







トランスコスモスShopifyエンジニア
トランスコスモスShopifyエンジニア
トランスコスモスはShopify公式認定パートナーです。ShopifyでのECサイト制作・Shopifyアプリ開発を担うのが、トランスコスモスShopifyエンジニアチームです。Shopifyアプリの解説・紹介、Shopifyの基本的な使い方など制作や開発の過程で得られた知見をご紹介します。

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