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Shopify(ショッピファイ)定期購入アプリRecharge Subscriptionsを解説(前編)

Shopifyアプリの中で定期購入アプリと言えば、以前ご紹介しました Bold Subscriptionsと並んで Recharge Subscriptionsが挙げられますが、今回はこの Recharge Subscriptionsについて解説していきたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.Recharge Subscriptionsの詳細情報
  2. 2.Recharge Subscriptionsの料金
  3. 3.Recharge Subscriptionの設定方法
  4. 4.サブスクリプションの設定


出典:https://apps.shopify.com/subscription-payments?locale=ja


Recharge Subscriptionsの詳細情報

出典:https://apps.shopify.com/subscription-payments?locale=ja


スタンダードプランでは月額料金が無料、定期支払をより一層簡単に追加できます。

A SEAMLESS BUYING EXPERIENCE (シームレスな購入体験)

顧客自身が定期購入を直接管理できるようにし、併せて Rechargeの強力なポータルでサブスクビジネスを管理することができます。

Quickly enable subscription offers (サブスク取引をクイックに有効化)

数分でセットアップして既存の技術に繋ぎます。

・Shopifyペイメントを使ったサブスクリプションを数分で展開できます

・強力なAPIを活用してサブスクリプションビジネスを拡大します

・優れたコマースツール(Klaviyo, Gorgias, Avalaraなど)と統合できます

Increase lifetime value & customer engagement (生涯価値と顧客獲得を拡大)

収益を拡大しながら顧客にはより優れたサブスクリプション体験を創出します。

・顧客自身でサブスクを管理できるようにします(カスタマーポータル/RechargeSMS)

・限定品の追加などのアップセルでAOV(平均注文額)を大きくします

・自動通知によって顧客は安心して参加することができます

Reduce customer churn (解約を減らす)

顧客との出会いを大切にすることでブランドロイヤリティを創出します。

・顧客は配送をスキップしたりスケジュール変更ができます

・商品を入れ替えできます

・自動再試行と督促で支払コンバージョンを改善します

Measure performance & optimize your business (パフォーマンス測定してビジネスを最適化)

顧客のニーズを満たす実用的なインサイト(洞察)を得ることができます。

・収益、顧客、サブスクリプションに関する洞察を得ることができます

・これまでにないような顧客理解ができます

・リアルタイムに商品のパフォーマンスを把握できます

ABOUT RECHARGE (RECHARGE社について)

当社のマーチャントはサブスクリプションを通じて世界を繋ぎ、180か国以上で3,500万人以上の顧客にサービスを提供しています。

今まで以上にサブスクリプションサービスは人々の日常生活の大部分を占めています。近年、何千ものサブスクリプションビジネスがスタートしており、商取引において最も急成長しているカテゴリの1つになっています。私たちは収益と顧客獲得の大幅拡大を促進する決済がサブスクビジネスに参入する企業の成功のカギだと信じています。



Recharge Subscriptionsの料金

StandardプランとProプラン

Recharge Subscriptions には Standard と Pro の2つの料金プランがあります。Standardプランでは次のような機能が制限されていますが、サブスクリプション専門のストアでない限り Standardプランで十分な運用が可能かと考えます。

・顧客が定期注文を管理するための顧客ポータル画面のカスタマイズ

・ダッシュボードにおける収益KPIや顧客コホートなどのいくつかのレポート

・クレジットカードを事前に与信して出荷後に売上確定する


出典:https://rechargepayments.com/products/


プラン毎の機能比較


Standard
Pro
料金
月額料金無料
トランザクションあたり
1%+10¢
月額 $300
トランザクションあたり
1%+19¢
Subscription billing
定期請求エンジン
割引
割引・税金・送料のソリューションを提供していますが、他のアプリと統合することも可能です。
税金計算
送料計算
コマースプラットホーム連携
ShopifyやBigCommerceといったプラットホームと連携しますが、RechargeのAPIを利用して他のプラットホームとの連携を構築することもできます。
Merchant tools
​​​​​​マーチャント管理画面
Rechargeのすべての設定を管理します。
サードパーティ統合ライブラリ
ビジネスに欠かせない主要なツールと連携できます。
堅牢で柔軟なAPI
SMSワークフロー
チェックアウトドメインのカスタマイズ
独自のチェックアウトドメインを用いて一貫したショッピング体験を提供できます。Shopifyチェックアウトでは利用できません。
Shopper tools
顧客ポータル
顧客自身が定期注文を管理することができるポータルをすぐに利用できます。
定期注文への限定品追加
出荷のスキップとリスケジュール
顧客が簡単に出荷をスキップしたりリスケジュールすることでLTVの向上が見込めます。
定期購入商品の変更
顧客が定期注文の商品を別の商品に変更できるようにすることでLTVの向上が見込めます。
顧客への通知(SMS+email)
顧客へお知らせを送ることで定期注文を管理し、商品の追加や変更ができます。
顧客ポータルのカスタマイズ(テーマ)
顧客ポータルのカスタマイズで一貫したショッピング体験を提供できます。
×
Analytics dashboards
収益概要
全体的な収益パフォーマンスと払戻しに関するストアの主要な指標を表示します。
収益計画
有効な定期注文とアクティブな顧客に基づく収益パフォーマンスを予測します。
顧客概要
獲得・リテンション・解約などの主要な顧客アクション指標を表示します。
定期注文概要
新規・アクティブとキャンセルを把握します。
インダストリベンチマーク
同じ業種の他のストアとの比較を行います。
顧客アクション
顧客アクションを基にストアのパフォーマンスを分析します。
収益KPI
すべてのトランザクションを通して主要な指標と購入パターンを管理します。
×
顧客コホート
顧客ごとのコホートサイズと販売実績を表示します。
×
顧客リテンション
コホート間でリテンションと売上を比較します。
×
商品SKU
ベストセラー商品を見つけて各商品SKUの他のKPIを把握します。
×
商品バリエーション
商品バリエーションをさらに深く掘り下げてスマートな在庫計画を推進します。
×
メディア属性
UTMパラメータに基づいて顧客のソースを把握します。
×
Payments
決済プロセッササポート(Stripe, Authorize,net, Braintree) ※
決済方法サポート(クレジットカード, Apple Pay, Google Pay, Paypal SEPA, iDEAL) ※
クレジットカード情報の安全な保管 ※
顧客のクレジットカード情報はRechargeで安全に保管されます。
クレジットカードの有効期限切れ通知
クレジットカードの有効期限が切れると顧客に自動通知します。
支払失敗時の再試行
失敗した請求を、設定した間隔で再試行します。
クレジットカード与信
顧客との取引を事前与信し、出荷されたら売上確定します。
×
Support
アドバンスドサポート
エンハンスドサポート
+$300(月額)
+$300(月額)

※Shopifyチェックアウトには適用できません。


サポートプランの比較

出典:https://rechargepayments.com/products/



Recharge Subscriptionの設定方法

ストアのアプリ管理で Recharge Subscriptionsをインストール

ストアのダッシュボードでアプリ管理を開き、「ストアをカスタマイズ」ボタンをクリックして Shopify app storeを開きます。Shopify app storeの検索機能で recharge を検索するといくつかの候補が表示されますが、その中で「Recharge Subscriptions」を選択します。

Shopify app storeで Recharge Subscriptionsが表示されたら「Add app」ボタンをクリックし、ストアのダッシュボードに戻ったら「アプリをインストール」ボタンをクリックします。



サブスクリプションの設定

定期購入の商品を設定

商品を選択して、その商品の販売方法として定期(Subscription)のみにするか、単品販売(One-time)も行うかを選択。定期購入時の割引率や注文間隔のオプションを設定します。


サブスクリプションウィジェットの設定

Rechargeのダッシュボードで Subscription widgetをクリックして、ウィジェットの編集画面を開きます。ウィジェットは定期購入商品を持つすべての商品ページに表示され、定期購入だけの場合は単品販売のオプションは非表示になります。この編集画面ではウィジェットに表示する文言やデフォルト表示の設定が可能です。


顧客ポータルの設定

Rechargeのダッシュボードで Customer portalをクリックして、顧客のポータル画面の編集画面を開きます。顧客ポータルは顧客自身が定期注文を管理する画面ですが、その画面のテーマの選択や顧客ポータルの配信元ロケーション、ならびにスタイルの独自カスタマイズなどが可能です。


顧客ポータルの設置方法

Customer portal locationで Embedded in platform storefrontを選択したとき、顧客はShopifyのカスタマーログインで「サブスクリプションの管理」のリンクが表示されるようになりますが、一部のShopifyテーマは Shopifyサブスクリプションに未対応のため、手動でリンクを設定する必要があります。また、Embedded in platform storefrontのときはストアのスタイルが適用されます。

次のスニペットは、「サブスクリプション管理」リンクのコードです。Shopifyのテーマエディタで customers/account.liquidファイルの {{ customer.name }}を表示する行の直後に配置する必要があります。

<!-- Begin ReCharge code -->

<p><a href="/tools/recurring/login/">Manage Subscriptions</a></p>

<!-- End ReCharge code -->

出典:https://support.rechargepayments.com/hc/en-us/articles/360008682654-Adding-the-Manage-Subscriptions-link-to-the-customer-account

Customer portal locationで Hosted by Rechargeを選択したときは前述のスニペットの設定は必須です。


翻訳設定

Rechargeのダッシュボードで Translationを選択するとほとんどの項目の日本語化が可能です。Checkoutのタブ、Customer Portalのタブでそれぞれの画面やボタンの表示テキストを編集することができます。ただし、管理画面は日本語化できないことや、下表に示すようなローカライズ未対応箇所があることが分かっています。

・未対応箇所

日付の書式
次回注文日などの日付の表示が「日 月」の順になっています。
税金表示
消費税率の表示が「CT」と固定になっています。
住所
住所の表示順が欧米式になっています。
国名
国名が英語です。
都道府県名
都道府県名も英語です。
ログアウト
顧客ポータルのログアウトが「Logout」で固定されています。

(例)日付の書式

(例)税金表示


上表の課題を解決するには JavaScriptでページ(ドキュメント)を書き換えるしかありません。Customize styles にオリジナルの JavaScriptを書くことができますので、ここを使って対策します。


支払方法の設定

支払に関する設定を行います。2021年8月現在、日本の Shopifyプラットホームにおいて決済処理は「Shopify payments」(※)のみが選択可能です。定期注文でクレジットカードが無効だった場合のリトライのインターバルや何回までリトライするか、最大までリトライしてもダメだったときはどのようなアクションをするか等の設定ができます。

(※)Shopify payments(Shopifyペイメント)が有効でない場合は、まず有効にする必要があります。Shopifyペイメントについては Shopifyヘルプセンターをご覧ください。https://help.shopify.com/ja/manual/payments/shopify-payments

・最大回数リトライしてもダメだった場合のアクション

Default
定期注文はキャンセルされますが、顧客のアカウントは有効なまま残ります。
Do nothing
定期注文と顧客のアカウントは有効なまま残りますが注文にはエラーおよびリトライの上限に達したことを記します。
Cancel, don't email
定期注文と顧客のアカウント、保留中の注文・請求はすべてキャンセルされます。顧客にはお知らせメールも送信されません。
Cancel and send email
定期注文と顧客のアカウント、保留中の注文・請求はすべてキャンセルされます。顧客にはキャンセルメールが送信されます。


メール通知の設定

Recharge Subscriptionsでは、定期商品の在庫が切れたときやクレジットカードの与信が通らなかったときなど、様々なイベントにあわせたメール通知を行うことができます。また、多少の技術知識は必要ですが、メールテンプレートをカスタマイズすることも可能です。

Customer notifications
Subscription activation
顧客が新しく定期注文を始めたときに送信されます。デフォルトでは顧客ポータルへのリンクとストアのメールアドレスが記載されています。
Subscription cancellation
顧客が定期注文をキャンセルしたときに送信されます。メールには再開のためのリンクが含まれています。
Recurring charge confirmation
定期注文の1つが処理されたときに送信されます。顧客ポータルへのリンクが含まれます。
Upcoming charge
次回の定期注文が請求される直前に送信されます。顧客ポータルへのリンクが含まれます。
Get account access
顧客ポータルへの入り方を忘れたときなど、ログイン画面に表示される「サブスクリプションへのアクセスについてサポートが必要ですか?」のリンクをクリックしてメールアドレスを入力することで、顧客ポータルへのリンクが通知されます。
Out of stock
注文中の商品が在庫切れになったときに通知されます。在庫が復活したときに注文が処理されることが示されます。
Card expiring
クレジットカードの有効期限が切れる30日前、15日前、3日前に通知されます。メールには請求先情報を更新するためのリンクが含まれます。
Store owner notifications
Cancellation alert
顧客が商品をキャンセルしたときに通知されます。
Error charge processed
エラーになった請求が正常に処理されたときに通知されます。
Variant not found
顧客が継続している定期注文の商品やバリエーションを削除したときに発生する問題で、このエラーが発生したときに通知されます。
Customer action log
顧客の行動ログが送信されます。行動ログには定期注文のスキップ、キャンセル、リスケジュールなどが含まれます。


DMARCポリシーについて

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)とはスパムメールや詐欺メールなどの迷惑メールを防止するための SPF や DKIM といったドメイン認証機能において、認証に失敗したときに当該メールをどのように扱うかを定義する仕組みです。

SPF(Sender Policy Framework)はメールを受信したサーバーが送信元ドメインの SPFレコードを取得して、送信元のメールサーバーの IPアドレスと一致しているかを検証する方式で、DKIM(Domain Keys Indentified Mail)はメールを受信したサーバーがメールに付いている電子署名の鍵を送信元ドメインの DNSから取得して電子署名の検証を行う方式です。

Recharge Subscriptionsが配信するメールをスパムメールとされないように、ストアのドメインの DNSサーバーに SPFレコードを追加する必要があります。

v=spf1 include:email.rechargeapps.com ~all



割引の設定

Recharge Subscriptions には Shopifyのディスカウントとは別に独自のディスカウント機能があります。Recharge Subscriptionsのディスカウントは1回だけ使えるもの、定期的に使えるものの設定ができます。また、ディスカウントの有効期限(終了日)の設定や初回購入者のみが使えるように限定することも可能です。住所で制限すると、サプリメントのCMなどでよく見られる1世帯1回までといったディスカウントを設定することもできます。



以上、Recharge Subscriptionsの基本的な設定方法でした。定期購入の管理画面や顧客画面についての説明は後編に続きます。

トランスコスモスShopifyエンジニア
トランスコスモスShopifyエンジニア

トランスコスモスは日本で5社しかない最上位の「Shopifyプラスパートナー」です。最上位認定を堅持しECサイト制作・Shopifyアプリ開発を担うのが、トランスコスモスShopifyエンジニアチームです。Shopify構築によって得られた知見などをブログ記事にて発信していきます。

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