集客力アップのカギ! ネット広告の基礎知識
新聞でいう折り込みチラシ、テレビでいうコマーシャル、ポストに投函されるDMなど、世の中には様々な広告が溢れています。ECでもまた、様々な種類の広告が存在します。本記事では、一般的とされる「ネット広告」の種類やその効果についてご紹介します。
自社ECサイトの集客力を高めるために
効果的な広告とは
通販で必要な「集客力」。お客様に「自社(やクライアント)の商品に興味を持っていただくには、商品を購入してもらえるには、どうしたら…」と、サイトの構築や改修に、日々尽力しているEC担当者の方は多いかと思います。
ただそれはお客様がその商品ページに訪れた後のお話であって、お客様の来訪がなければスタート地点に立つこともできません。
では、お客様に自社(やクライアント)のページに来てもらうようにするには、来訪数を増やすには、どのような施策が効果的なのでしょうか。
ネット広告の種類
プッシュ型とプル型
ネット広告の種類は「プッシュ型」と「プル型」に分けられ、それぞれ目的が異なります。
広告の種類 |
目的 |
期待効果 |
---|---|---|
プッシュ型広告 |
あまり知られていない、認知度の低い商品を不特定多数の消費者へ積極的に宣伝する広告 |
認知度向上
新規獲得
|
プル型広告 |
既に知られている商品に対して、自社(クライアント)から購入してもらうよう集客を促す広告 |
見込み客、リピーターの育成 |
それでは「プッシュ型広告」「プル型広告」にはどのような広告が挙げられるのでしょうか。
プッシュ型広告例
ディスプレイ広告 |
サイトやアプリ上の広告枠に表示させ、クリックすると該当のページを開ける(訪問する) テキスト広告やバナー広告などがある |
動画広告 |
youtubeやアプリを使用した際に流れる動画の広告 |
メールマガジン/DM |
メールアドレスを登録したユーザーや、特定サービスに会員登録しているユーザーに対して配信される |
プル型広告例
リスティング広告 |
検索エンジンにて検索を行なった際、検索エンジンやコンテンツに連動してリスト形式で掲載される広告で、1クリック毎に料金が発生する 入札価格の高いサイトから順番に掲載される |
リターゲティング広告 |
一度サイトを訪問したユーザーにターゲットを絞って再訪を促す広告を表示させる |
SNS運営 |
各種SNSで企業アカウントの運用でユーザーとのタッチポイントを作る (一部プッシュ型も有) |
バナー広告の効果はいかに?
ネット広告として最も一般的なのが、プッシュ型広告に分類される「バナー広告」です。「縦長(もしくは横長)の画像の広告」というと想像しやすいかもしれません。
ただ、最近ではページの右にも左にも縦長の広告が掲載され、さらにページの上にも下にも中間にも横長の広告が掲載されているような、そんなページを見ることも珍しくなくなってきました。
1つのページに複数のバナー広告が同時に掲載されている状態のため、広告が埋もれることで消費者の目に留まりにくいのが実態です。またECの発展により、バナー広告の存在は珍しいものではなくなりました。そのため物珍しさから広告をクリックする消費者が少なくなっているのが現状です。
ユーザーの関心を集める広告にするには
ターゲットや商品の特性に合ったプロモーションを
広告とは消費者の「目に留まる」すなわち「(商品の存在を)知ってもらう」”もの” や ”こと” であることが大前提です。
これまでネット広告のデバイスというと、PCやスマートフォンが当たり前でした。しかし今後は、スマートスピーカーやウェアラブル端末といった常時接続の装置機器も広告デバイスとして活用される時代だと言われています。
どの端末を利用しているかは、消費者の年齢、性別、住んでいる地域によって異なる場合もあるでしょう。商品の特性を吟味した上で、宣伝効果を発揮できる広告はどれか、またどのような組み合わせでプロモーションすべきかを軸として考えることこそが、集客力アップへの近道なのかもしれません。
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