越境ECが再注目!? 国内ECの市場規模と越境ECの市場規模
今回はいつもの使い方講座ではなく、日本国内のBtoC-EC市場と海外のBtoC-EC市場がどの程度の市場規模があるのか越境ECはどの程度伸びているのかを調べてみました。
今日のアジェンダは
- 日本のEC市場は右肩あがり!?
- 世界のEC市場も右肩あがり!?
- 各国の越境ECの今後
日本のEC市場は右肩あがり!?
経済産業省が報告している資料によると2018年の日本国内のBtoC-ECの市場規模は約18.0兆円で前年比8.96%増でEC化率は6.22%と成長市場です。
出所:経済産業省「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
スマートフォン経由のBtoC-ECの市場規模は約3兆6,500億円で前年比21.5%増となりEC市場は成長市場であることは間違いありません。
出所:経済産業省「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
世界のEC市場も右肩あがり!?
しかし2018年の世界のBtoC-EC市場規模では2兆8400億ドル(約309兆円)であり、対前年比成長率は23.3の伸びがあり、2021年まで対前年比2桁成長が見込まれています。
出所:経済産業省「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」から引用
特に中国・米国の市場は世界的に見ても非常に大きなマーケットです。
出所:経済産業省「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」から引用
日本国内のBtoC-EC市場も成長は続けていますが、世界的に見ると成長率は鈍化しています。
各国の越境ECの今後
日本・米国・中国の各国間の越境EC市場規模をベースに2022年までの推移を想定した越境EC市場規模のポテンシャルを推計した結果になりますが、消費国としての規模の推計結果は2018年と2022年を比較した場合日本が約1.14倍、米国は約1.69倍、中国は約1.64倍となる見込みです。
出所:経済産業省「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」から引用
出所:経済産業省「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」から引用
以上のことから、世界的に見ても越境EC市場が拡大していくことは明らかです。
日本国内においても個人消費はおおよそ横ばいで推移しておりいずれ国内EC市場において、飽和点を迎えることになると思われます。
そのため、現段階から越境ECを積極的に取り組むことが非常に重要なのではないでしょうか?