【HubSpot使い方講座】ワークフローは色んな機能に変化する!?
先日、紹介したワークフロー機能は使ってますか?
今日はワークフロー機能×〇〇機能でもっとHubSpot(ハブスポット)を便利に使えるような事例を紹介します。
今日のアジェンダは
・ワークフロー × 取引機能 = SFA!?
・ワークフロー × Eメール機能 = MA!?
・Tips! 実は、HubSpotはBtoCの方が使い勝手がよい!?
※そもそもHubSpot(ハブスポット)ってどういうもの?という方は【HubSpot使い方講座】インバウンドマーケティング?「HubSpot」ってなに?)を参考にしてください。
ワークフロー × 取引機能 = SFA!?
まず最初に紹介するのはSFAとして使うやり方です。
SFAと言えば会社名や会社規模、担当名や役職などの顧客情報の管理ができたり、見込み顧客がどういったステージにいるのかを確認する案件管理などが思い浮かぶと思いますが、HubSpot(ハブスポット)のどの機能を利用してSFAツールとして利用できるかわかりますか?
顧客管理についてはCRM機能がHubSpot(ハブスポット)には備わっているので特に考えません。
HubSpot(ハブスポット)の数ある機能の中でも特に以下の3機能を使えば、案件・商談・プロセス管理ができるSFAツールとして利用できるのではないかと思います。
・取引ボード
・LP / フォーム
・Eメール / 内部SMS
例えば、当社でも案件管理として取引ボードで10個のステージに細分化し管理しており、具体的には、「営業アポ取得」というステージを用意しています、
「営業アポ取得」というステージに案件が移動した時をトリガーとして担当営業者宛に「訪問時に〇〇をすること」といったタスク登録をしたり、訪問日の前日にリマインドとしてEメールまたはSMSを飛ばすことで、営業担当者がやらなければいけない細かい作業を自動化しています。
また、HubSpot(ハブスポット)の取引機能では案件金額を入力する項目があり、取引ボード上では案件金額の合算値が確認できるので売上予測や予実管理の機能も備えています。
この機能を利用すれば月単位で売上金額を可視化することもできるので、営業部門の管理職だけでなく、経理部門でも重宝できるツールができると思います。
ワークフロー × Eメール機能 =MA!?
HubSpot(ハブスポット)をご利用の皆様はすでにMA(マーケティングオートメーション)としてHubSpot(ハブスポット)がどんなふうに利用できるのかは何となくわかると思いますが、一応説明。
例えばイベントの申込者に対してメールを送り、〇日後にフォローのメールを自動で配信したり、資料請求されたユーザーに1日後にはメールAを送り、同じユーザーに1週間後にメールを送るが、このユーザーが東京都に在住の場合はメールBを送る。東京都以外に在住の方にはメールCを送るといったことができるといったものがMAですよね?
ではHubSpot(ハブスポット)のワークフロー機能でどのようにMAを実現するのかを紹介します。HubSpot(ハブスポット)のワークフローでは「遅延」や「if/then分岐」といった条件をセットすることで複雑な条件でも日々の作業を自動化することができます。
遅延は名前の通り、ワークフローのトリガーが走った後に〇時間・〇日間後に次のアクションをするといったものです。
if/then分岐も名前の通り、もし「〇〇だったら~□□をする」といったものです。当社でもif/then分岐はよく利用していますし、この条件がないとSFAもMAも何もできないって思うぐらい大切な機能だと思います。
このif/then分岐の優れているのは自分で作成したコンタクトのプロパティに対しても条件が適用できるのです。
先ほどの資料請求の例を出すと、東京在住の方からの資料請求は案件化になる可能性が高いとした場合、同じ資料請求者でも案件化する可能性が高い方を追いますよね? そんなときに「if/then分岐」の出番です。
例えば、東京・千葉・神奈川在住の方からの問い合わせはメールAを。それ以外の都道府県在住の場合はメールBを。
なんてことはもちろんできますし、さらに東京・千葉・神奈川の在住の中からさらに東京に在住からの問い合わせには、営業担当者にSMS通知をしてすぐにフォローしてもらうということもできます。
御社の営業フローに沿ってどこが自動化できるかを考えてシナリオ化すれば、HubSpot(ハブスポット)はMAツールとして非常に重宝します。
Tips! 実はHubSpotはBtoC向け!
HubSpot(ハブスポット)をご存じの皆さんは大体がBtoB向けのマーケティングツールでしょう?
と認識されていると思います。私も最初はその認識でした。
でも、HubSpot(ハブスポット)を勉強すればするほど、実はBtoC向けのサービスの方が使い勝手が良くないか?っと思います。特にEC × HubSpotは非常に相性いいと思います。
最近のECシステムでは割とマーケティング関連の機能が搭載されてきてはいますが、あくまでも軸はECなので、かゆいところに手が届かない状態になることがあると思います。
例えば、かご落ちメール。
かご落ちメールはECサイトのユーザーが商品をカートに入れたまま購入せずに離脱してしまうことを指しますが、今のECシステムならかご落ちメール自体の機能はあると思いますが、メールを送るのが一回きりだったりしませんか?
HubSpot(ハブスポット)ならワークフローを使ってかご落ちメールを1度送って、何もアクションがなければ翌日に違う文面で送ったり、もしEC側でクーポンが発行できるのであれば、かご落ちユーザーがリピート顧客なのかどうかを判定し、リピート顧客じゃなければクーポンメールを送るとか・・・・・考えればいろいろなことができます。