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ネット広告の種類

ネット広告を活用した集客②ネット広告の種類

 私の前回の記事でご説明しました通り、以上の通り、一口にネット広告と言っても様々な種類が存在します。そのため、集客のために活用を検討してみたのはいいものの、どれを使ったらよいのか分からない、判断がつかないといった事があるのと思います。

 当たり前の話ではあるのですが、それぞれ特徴も違えば、強み・弱みが存在しますし、それを踏まえて上手く使い分けていくことがやはり重要になってきます。

 使い分けを考える上で幾つか方法論はあるのですが、限られたご予算を効率的に使う事を考えますと、「だれ」を集客したいのかになってまいりますので、下記のパーチェス(購買)ファネルも踏まえ、今回はフォーマットの軸から簡単にご紹介をできればと思います。 


ネット広告の種類

1.純広告

 純広告とは看板や新聞広告のようにメディアの特定の場所に設けられた枠に対して広告を掲載する形式となり、メディアサイドが定めた定価で直接購入する形となります。活用法としては自社の商品やサービスの事をよく知らないユーザーに対し、自社の商品やサービスを認知してもらうために利用されるケースがほとんどです。

 こちらの最も有名なものとしてPC版Yahoo! JAPANのTOPの右側にある広告枠であるブランドパネル(通称:ブラパネ)が挙げられるのですが、メーカーなど誰もが知っている企業が例えば新商品の告知などのためにTVCMや新聞の全面広告と並行して1000万円以上を掛け出稿をされています。

 近年では様々なテクノロジーの進化もあり、認知を促進させる目的を果たすため、広告枠上で動画を流す、背景も含めて広告枠化できるようにするなど様々なクリエイティブに対応する枠が増えてきています。

例)PC版Yahoo!JAPAN ブランドパネル(トリプルサイズ)掲載場所

2.記事広告(タイアップ広告)

 特定のメディアに掲載されている編集記事のような体裁で商品の紹介記事が配信される広告の事を指し、記事はもちろんの事、メディアが持つ様々なコンテンツを活用する事からタイアップ広告とも呼ばれています。

 多くの場合、出稿にあたって2週間から1ヶ月程かけて、企業がメディアと連携して制作する広告であり、メディアが持つ特性や世界観を活かすことから「いかにも広告」という体ではなく、あたかもコンテンツの一つであるかのように配信されるため、そのメディアのファンであるユーザーに受け入れられやすく、また純広告と異なり、ページを丸々使って、文章と画像を用いて詳細に説明ができる点から、大手企業を中心にユーザーに対して商品理解を促がす目的として活用されています。 

3.アドネットワーク

 アドネットワークは、複数のメディアを媒体として集めて広告を配信する手法となるのですが、形としては先程ご説明しました純広告の広告枠を束ねた、お徳用パックのようなものとご認識頂ければ結構です。

 アドネットワークは元々、売れ残ってしまった純広告枠を無駄にしないために、それをまとめ売りをする卸売り事業者が出現した所から始まったこともあり、そのため一枠一枠の単価は純広告よりも安く買えるのですが、どこのサイトに掲載がされるのかの100%の保証ができないというデメリットも存在しています。利用シーンとして元々が純広告になりますので、純広告同様に潜在層への認知拡大に役立つのに加えて、テクノロジーの進化によって年代や性別といったユーザーの属性やWebサイトのジャンルなどを指定して範囲を絞り込んだターゲティングを行うことも可能であるため、理解を促進させるためにも用いられています。

4.DSP(Demand-Side Platform)

 結論から申しますと、アドネットワークへの出稿管理を行うためのシステム(そのインターフェースとしての管理画面)がこのDSPとなります。背景として様々なアドネットワークが増え、またテクノロジーの進化により、「枠」よりも特定の「人」へどのように効率的に、かつより安くアプローチするのかが重視されるようになった中、低予算での売買が市場として増えたが故に人の手では限界が来た事から、それを解決するために誕生しました。

 その背景からご予算に応じて複数のアドネットワークに跨った形で1つの画面から出稿内容を管理、状況をモニタリングでき、保持しているデータを活用して効率的に特定の「人」へアプローチできるのが特徴となるのですが、出稿主ではなく、DSP事業者サイドで運用を行うケースが多く、近年ではアドネットワーク間での広告枠売買・在庫取引も頻繁に行われ、単価の差が出稿主側の管理システムを用意するアドネットワーク事業者も増えたため、暴論ですが、ボーダーレスになってきております。

例)出稿主視点から見たDSPによる広告出稿のイメージ

※上記は広告主サイドの視点で簡略化したイメージ図となります。実際の流れとは若干異なります。
※SSP:Supply Side Platformというメディア向けの収益最大化を目的とした広告販売管理システム。
     DSPと対となっており、DSPとの間でRTB(Real Time Bidding)といわれる自動入札による売買を行っている。

5.SNS広告

 その名の通り、Twitter、Facebook、InstagramといったSNS上で配信される広告になります。特徴としてはSNSユーザーの属性や行動履歴を広告配信時に利用できる他、広告主である企業側と閲覧者であるユーザーとが双方向のコミュニケーションを取りやすいという点が大きなメリットになります。加えてSNS広告は純広告に近いものから、DSPのように自由に金額や量を管理できる側面を持つものまで様々なタイプがあり、潜在層への認知拡大から顧客層へのアプローチまで、幅広い活用が可能です。

6.リスティング広告

 これは皆さんもご存知な方も多く、釈迦に説法かと思います。Yahoo!やGoogleのような検索エンジンにて、検索したキーワードに連動して配信される広告であり、検索連動型広告とも呼ばれています。入力されたキーワードに応じて広告が表示されるため、ユーザーの興味・関心に応じた広告を配信し、集客が可能である点が最も大きな特徴であるのですが、「検索」という行動をトリガーにしているため、何らか商品やサービスに対して能動的なニーズを持っていないユーザーへのアプローチに不得手であるという側面も存在しています。

 ただ、1クリック当たりの単価で自由に設定可能であり、お財布に応じてお手軽に始められ、リスティングで集めたアクセスの結果を分析することで、設定したキーワードで流入したユーザーが離脱率や回遊率、CV完了数などにどれくらいの影響を及ぼすかを短期的にリサーチすることができるなど、施策を検討する上での様々な材料にもできますので、有効活用することで可能性を広げる事ができる点が魅力です。

例)googleにおける表示イメージ


7.メール広告

 Eメールを使った広告手法で、メールマガジンのヘッダーやフッターなどに広告文とリンクを掲載するタイプと、ユーザーの嗜好などを登録してもらい、それに合った広告メールを送るタイプが存在するネットが普及した当初から存在する手法です。

 費用体系として配信先ユーザー数に応じて決まるものと、メール内に記載されたURLのクリック数に応じて決まるものがあるのですが、これまで説明してきたように様々なフォーマットが誕生し、SNSやメッセージアプリの誕生を含めてコミュニケーション系統が多岐にわたり、またユーザーサイドのリテラシー向上もあり、効果が期待できる利用シーンは限定的になってきています。

8.アフィリエイト広告

 成果報酬型の広告で、その広告を通して(多くの場合、一般ユーザーのブログ記事などを通して)購入などのアクションが発生した際に費用が発生する広告手法です。多くの広告では、インプレッションされると掲載費が発生しますが、アフィリエイト広告の場合はユーザーの目に触れただけでは費用は発生しないどころか広告がクリックされても広告費はかからずに純粋にアクションが発生した際のみの課金となるため、購入させるという視点で見た場合に数あるネット広告の中でも最も効率的と言われています。 ただ、多くの場合に月額固定費がかかる点に加え、一般ユーザーのブログなどでの紹介が多いことから不正、誇大表示が行われるケースも多く(2019年4月のタイミングでは芸能人の名前を不正に利用した広告が問題になりました)、目に触れたユーザーに悪印象を与えるリスクが存在するため、チェックやコントロールが困難というデメリットが存在しています。 

 繰り返しになりますが、どれが良い悪いということではなく、それぞれに特徴が異なるため、目的やターゲットに合ったものを選んでいくことが重要になりますので、目的に応じて周囲の方々とも議論の上でどれを使うのかを吟味していただければと思いますし、お悩みがございましたら、是非ページ左側のお問い合わせフォームより弊社にもお気軽にご相談いただければ幸いです。

ECXサイト編集部
ECXサイト編集部
トランスコスモスのECX本部が運営するサービスサイト「ECX」編集部です。コーディング、WEBデザイン、SEM、UI改善などの実務経験豊富なメンバーで執筆・運営・管理をしております。
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※2 出所:2023年度コールセンター
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※3 出所:会社四季報 業界地図2025年版
(東洋経済新報社刊)

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※1 出所:ネット広告&Webソリューション市場の現状と展望 2023年度版(デロイトトーマツ ミック経済研究所刊、https://mic-r.co.jp/mr/02860/)より、当社および当社子会社Jストリームを合算した当社作成データです
※記載のない数値は2024年3月末時点のものです
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