EC物流代行/物流委託倉庫で取扱い可能な商材【腕時計編】
フルフィルメントセンターでは、ECで販売されている様々な商品の発送代行をしています。その中でも発送前にサイズ調整の作業が必要な腕時計についてご紹介します。
腕時計のECサイト購入
その裏で行われている出荷作業とは
腕時計のように身に着けるものは、現物を手に取り、装着感であったり外装の仕上がりを確認したいところではありますが、実際はオンラインでの購入数も増えています。
お客様がECサイトで時計をご購入されてからお手元に届くまで、裏側でどのような作業が行われているか想像できますか。
まず初めに、時計は保証書とワンセットにされて倉庫に入荷されます。
この時、時計を入れる化粧箱は別で届きます。
時計が購入できるフロントサイトの裏側で商品の管理は精密に行われています。
例えば、「"時計A"は "化粧箱A"にセットする」というように、すべてシステム上で管理されています。そのため、お客様が時計を注文したと同時に、セットとなる化粧箱が倉庫側に出荷指示として連携されるのです。
出荷指示が出た際、商品や化粧箱に指紋がつかないよう手袋を装着し、連携されたデータを元に該当の時計と化粧箱をピックします。
そして傷等がつかないよう、慎重に時計を化粧箱にセットします。次に時計のシリアルナンバーを印字したシールを印刷し、保証書に貼り付けて時計の保証期間を登録します。
最後に時計の入った化粧箱と保証書を専用の段ボールに同梱し、お客様に向けて出荷されます。
腕時計のメタルバンドの調整
お届けしてすぐにご使用いただけるように、、、
革バンドの時計については、自分で長さを調整できますが、メタルバンドをご自身で調整される方は少ないと思います。サイズ感ピッタリの状態でお客様に時計を届けられるよう、フルフィルメント(ロジスティクス)センターではメタルバンドのサイズ調整を承っています。
事前にお客様側で腕輪まりの大きさを計測頂き、メタルバンドの時計を購入する際に、サイト上で、”〇cm-〇cm”とサイズを指定していただきます。ちなみに、サイズは、0.5cm刻みで選択頂くことが可能です。
こうしてお客様がメタルバンドのサイズを選択されると、そのデータが、フルフィルメントセンターの作業者に連携されるのです。
時計によって元々のサイズが違うため、調整前の時計のサイズをあらかじめ計測し、お客様がご希望されているサイズに合わせるために何コマ外すか計算します。
専用の工具を使用して、メタルバンドのコマを外します。バックルを外す作業と付け直す作業には慣れるまで苦労します。作業は、充分な訓練をした上で対応していますが、それでも5分-10分ほど時間がかかります。
フルフィルメントセンターの役割とは
商品を梱包するだけじゃない
前回のSIMカードに続き、今回の腕時計も、注文された商品を梱包するだけではなく、フルフィルメント(ロジスティクス)センターでは特別な作業対応を行っています。
フルフィルメントセンターでは、物を預かって発送する「物流倉庫」「3PL」としての役割だけでなく、お客様が商品を手にしてすぐご使用いただける状態に仕上げることも重要なミッションです。
最近多くなっている、実店舗で実際の商品を見て手に取って確認した上で、ECサイトやモールなどでオンラインで購入するというケース。
実際に商品に触れたことのあるお客様が、届いた商品が”実店舗のものと印象が違う”とがっかりすることの無いように、フルフィルメントセンターで作業する一人ひとりが、お店でお客様対応をしているのと同じような意識を持ち、一つ一つの作業を丁寧に行うことが求められています。
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