【寄稿/連載】CDP/MAツール『b→dash』を活用したECサイト売上向上手法
皆様はじめまして。株式会社データXにて、b→dashのマーケティング責任者を務めております福井和典と申します。本日から全3回に渡り、b→dashを活用することで実現できるECサイト既存会員に対する売上UPの方法についてご紹介させて頂きます。
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b→dashとは?
b→dashは、企業のデータマーケティングを推進するクラウドシステムであり、主に、マーケティング領域におけるDX(Digital Transformation)やデータ活用を推進することを目的に導入/活用頂いています。
2022年10月時点においては、アパレル、百貨店、メーカー、人材、不動産などB to Cの事業を展開する企業様を中心に約600社に導入頂いております。
b→dashは、『ノーコード』でデータの取込/加工/統合/活用ができるという点と、データマーケティングに必要な機能を『All in One』で提供している点、大きく2つの特徴を持っておりますので、それぞれの特徴について次章にて説明いたします。
b→dashの特徴①:『ノーコード』
『ノーコード』に関する説明をする前に、DXやデータ活用における市場観と、推進する際によく直面する課題について説明させて頂きます。
株式会社富士キメラ総研が発表した『デジタルトランスフォーメーション(DX)の国内市場(投資金額)調査』によると、2030年度の市場は、20年度の1兆3821億円の3.8倍となる5兆1957億円になると見込まれています。
この調査結果からもわかるように、DXを推進し、データやデジタル技術を活用することで、サービスやビジネスモデルを変革させ、競争上の優位性の確立を目指そうとする企業は増えてきているのですが、DXの現場ではある課題が発生しています。
それは『DXを推進できる人材が不足している』という課題です。
以下は情報処理機構がDX推進企業に対して行ったアンケートの調査結果ですが、「DXを推進する上で感じている自社の課題は何か」という質問に対して、76.1%もの企業が『人材不足』に関する回答をしています。
DXを推進できる人材の定義は、どのような方針/手法を用いてDXを行うかによっても変わりますが、一般的には、DXを推進するために必須となる『データ』を扱える人材、つまり、データ操作言語である『SQL』を理解/活用できる人材であると言われています。
そのため、『SQLを扱える人材』が不足していることで、DXを推進できない企業が多い、ということになるかと思います。
この課題を解消する手段が、b→dashの1つ目の特徴である『ノーコード』です。
b→dashは、DXの推進やデータ活用に必要となる『SQL』を利用せずとも、データの準備や活用を行うことができます。
ECサイトにおけるデータ活用を例に説明していきます。
一般的に、会員のマスターデータや、購買の履歴データといったデータは、ECサイトを運営していく中で、自動的に蓄積されていくように設計されていることが多いと思います。ただ、このような会員データや購買データをマーケティングに活用できる状態に変換する際、例えば、会員データと購買データを統合して会員ごとの累計購入回数や累計購入金額を算出するといった場合は、SQLの利用を強いられてしまい、情報システム部門の稼働や外部システムベンダーへの発注が必要となってしまいます。
その点、b→dashであれば、会員データや購買データなどに対する加工や統合の処理を、GUIの操作のみで実現できる『Data Palette』というCDP機能を保有しているため、SQLを用いずともデータの準備/活用をすることが出来ます。
この『Data Palette』を用いることで、情報システム部門を稼働させず、また、外部システムベンダーへの発注をせずとも、データを扱えるということが、b→dashの1つ目の特徴になります。
b→dashの特徴②:『All in One』
b→dashの2つ目の特徴として挙げられる点が『All in One』になります。
マーケティング領域においてDXやデータ活用を推進しようとした場合、前述した、データ準備を担うCDP機能に加えて、MA(Marketing Automation)機能、LINE連携機能、SMS配信機能、web接客機能、レコメンド機能、BI(Business Intelligence)機能など複数の機能を利用することが多くあります。
ただ、これらの機能を利用するために、機能ごとにツールを導入した場合は、複数のツールを導入する費用や手間が発生してしまいます。
その点、b→dashであれば、データ活用/データマーケティングを実施するために必要な機能を網羅的に保持し、All in Oneで提供しています。
そのため、複数ツールを導入した場合に発生するツール間のデータ連携の手間を削減でき、かつ、複数ツール導入時よりも費用を圧縮することができるというメリットがあります。こちらがb→dashの特徴の2つ目『All in One』の内容になります。
b→dashが連携できるシステム/ツール
b→dashでは、ノーコードでデータを操作できるCDP機能『Data Palette』に加えて、MAやBI、レコメンドといったデータ活用の機能を網羅的に持っているという説明を差し上げましたが、元となるデータである会員マスターデータや、購買履歴データ、商品マスターデータといったデータは、クライアント企業様にてb→dashに連携頂く必要があるため、その連携作業には一定の工数が発生してしまいます。
ただ、b→dashは以下のカートシステムとAPI連携をしているため、こちらのカートシステムを利用されている企業であれば、比較的短い工数と時間でデータ連携を実施することができます。
・Shopify
・futureshop
・w2Commerce
・リピートPLUS
こちらに記載のないカートシステムを利用している場合や、フルスクラッチでECサイトを構築している場合でも、SFTP等の技術を活用することで、b→dashへのデータ連携はスムーズに実現することが可能ですので、マーケティングDXの推進やデータ活用にご興味がある方がいらっしゃれば一度トランスコスモス様へお問い合わせいただければ幸いで御座います。
b→dashの利用をおすすめする企業
を運営している企業様に多く利用いただいております。
そのため、ECサイトを運営しているもの企業様であれば、b→dashを活用することで、売上向上やマーケティング業務工数の削減に寄与できる可能性が高く御座いますので、以下に該当する企業様がいらっしゃればぜひ一度トランスコスモス様へお問い合わせいただければ幸いです。
・ECサイト既存会員からの売上向上や満足度向上方法を検討している
・ECサイト運営における施策や分析の他社事例を知りたい
・メールやLINE配信といった会員へのアプローチ方法を改善したい
・F2転換シナリオ施策や、RFM分析など具体的に実現したい施策や分析はあるが、実現方法がイメージ出来ない
・MAツールやCDPツールといったツールを活用することで何ができるかを詳しく知りたい
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次回連載記事内容のご紹介
今回は連載記事の第1回目ということで、b→dashの概要をご紹介させて頂きましたが、次回の第2回目の記事では『Shopify × b→dashで出来ること』というテーマにて、Shopifyを利用している企業がb→dashを利用することで、どのような売上向上施策や分析を実現できるのかという点について説明させて頂く予定です。次回記事は11月中旬ごろにリリースさせて頂く予定ですので、もし興味ある方がいらっしゃればご一読頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。