【DEC CMS✕Shopify連携】 第1回:DEC CMSについてと連携機能の特徴
販売チャネルの拡充やブランドマネジメントは特に重要になりつつあります。そのため、各種サイトを管理するCMSにてShopifyの情報取得を行いサイト特有の情報追加をした上で、各チャネル・コンテンツごとに最適な内容の出し分けができると、集客や運用にメリットがあると考えています。今回は弊社が展開するCMS(DEC CMS)と組み合わせることでサイト側の運用が容易になるような仕組みも含めてDEC CMS × Shopifyの連携機能について全3回の構成でご紹介させていただきます。
構成
第1回:DEC CMSについてと連携機能の特徴 (本記事)
第2回:Shopifyでの設定と使用するAPIについて
第3回:DEC CMSの設定と構成例について
目次[非表示]
- 1.DEC CMSについて
- 2.連携の特徴
DEC CMSについて
まず、DEC CMSとは世界中で利用されているオープンソースCMS ”Drupal”をベースに、弊社の知見と実績をもとに機能強化した、高効率、高機能となったSaaS型のサービスとなります。サーバー等のインフラサービスはAcquia社(※)のプラットフォームクラウドサービス「Acquia Cloud」や、お客様の環境に合わせたカスタムでの構築対応も可能です。
※Acquia, Inc.(本社:アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン、CEO:Michael Sullivan、以下、アクイア)と協業でサービスを展開しています。
Acquia社のプラットフォームにてサイト運用をする場合、基本となるDrupalを元に拡張機能を備えており、カスタマイズも可能です。また、安定したWebサイト運営の為のインフラサービスが含まれるSaaS型プラットフォームのため、お客様は本来の業務であるコンテンツ運用やデジタルマーケティング施策に注力頂ける環境となっております。
連携の特徴
さて、ShopifyとDEC CMSを連携させるとどのようなことができるのか、簡単ですが概要をご紹介します。
前提条件
・ShopifyIDを作成し、Shopifyパートナープログラムに参加済みであること
・DEC CMSをご契約いただくこと
連携のポイント
ShopifyのデータとCMSを連携させることで次のような効果が見込めます。
1.ECサイトの集客力向上
ECサイトへの誘導が少ない・・・ と感じることはありませんか?
Webやリアルの広告以外でのECサイトへの誘導手段の不足を、多チャネル展開の観点からアプローチ可能で、CMSサイトをハブにすることで、これまでとは違う多様なチャネルへの展開が可能となります。また、各チャネルからのShopifyへのリンク、カート投入を通じ、Shopifyサイトへの集客力向上に期待ができます。
2.商品訴求力の向上
もっと商品のアピールを強化したい・・・
ブランドが複数あり、それぞれでマーケティングすることが負担となり、結果アピール不足となってしまいがちです。Shopify情報を元に各チャネルや用途(キャンペーン、ブランドサイトなど)に合わせたコンテンツ情報を付加することで、ブランド毎に認知度および販売商品の訴求力を向上を見込めます。
効果が見込めるサイト
特に次のような商品展開やサイト運営をされている場合、集客や訴求力向上などが見込めます。
連携設定のイメージ
実際の連携設定などは次回以降ご紹介させていただきますが、大きく分けてShopify側の連携設定、DEC CMS側の連携設定を行い、取り込んだ各商品データを編集し、追加情報を表示またはページに商品情報を紐づけて表示することが可能です。
▼Shopify側の連携設定
Shopify側は通常の商品設定とAPIの設定を行います。
▼DEC CMS側の連携設定
DEC CMS側ではShopify側で設定されたAPIの設定情報を元に連携設定を行います。連携が成功すると定期的に、商品情報やディスカウント情報などがCMSに連携されます。また、連携された情報から、公開用に情報を付加、上書きができます。更新された情報を元に各メディアに配信、公開することが可能となります。
サイト運用にて商品設定を各サイトに連携、更新していくのは大変な作業です。特に頻繁に金額や内容が入れ替わる商品などは更新ミスに繋がりやすくなりますが、この連携機能を使用することで商品情報の連携がされるので、各サイトやLPでの見せ方やカートへの誘導など、マーケティング視点での運用に注力いただけるようになります。
今回はDEC CMSや連携の概要についてお話しさせていただきました。次回以降、実際の連携設定や設定によるイメージなどご紹介できればと考えていますので、引き続きよろしくお願いいたします。