Shopifyギフトアプリ「AnyGift」を解説
目次[非表示]
- 1.AnyGiftの紹介
- 2.eギフト設定方法
- 3.eギフト購入~ギフト受取までの流れ
- 4.まとめ
eギフトという住所を知らない相手にもLINEなどを使ってオンラインでギフトを贈れるサービスがあります。電子ギフトや、デジタルギフト、ソーシャルギフトと呼ばれることもあります。eギフトは、対象の商品を購入した後に発行されるURLをギフト受取人に送り、そのURLで受取人が住所を入力することでギフトの配送をすることができます。また、受取人は会員登録等の面倒な作業が不要、贈り主に住所を教える手間が不要になるといったメリットがあります。今回は、そのeギフトをShopify上で実装できるアプリ「AnyGift」を紹介します。
AnyGiftの紹介
概要
AnyGiftは、eギフト機能を自社ECサイトに簡単に組み込みすることができるShopifyアプリです。
このアプリを使えば、プログラミングなどは行わず、ノーコードでeギフトを実装することができます。
プラン・料金
STANDARD,EXPERT,ENTERPRISEの3つのプランが用意されています。eギフトで実現したい機能によって、プランを選択してください。
◆出典:https://apps.shopify.com/anygift?locale=ja
プラン詳細
プラン毎に実現可能な機能は以下の通りです。
◆出典:https://anyreach.notion.site/5a55e1c4e7844371bfdca1b02362620f
ENTERPRISEプランは、AnyGift開発チームによる厚いサポートや、APIによる高度なカスタマイズ等を希望されるマーチャント様向けのプランとなっております。EXPERTプランは、STANDARDプランよりも豊富な機能が実装可能になります。文字だけではこの二つのプランの違いがわかりにくいため、EXPERTプランより上のプランで実装可能になる機能を一部紹介します。
・好きな商品を選択できる「選べるギフト機能」(カタログギフト機能)
基本機能として、特定の商品をeギフトとして設定し、相手の方に贈ることができますが、
この「選べるギフト機能」では、相手の好みが分からない場合、カタログギフトのように選べる形で商品を贈ることが可能になります。
◆出典:https://test-mam-test.myshopify.com/
・ギフトを受け取る方が配送日時を指定できる機能
ギフトを受け取る方に住所入力していただく際、配送日時指定の入力もできるようになります。
◆出典:https://test-mam-test.myshopify.com/から発行されたギフトURL
・複数配送先eギフト機能
結婚・出産の内祝い、お歳暮といったシーンでは、複数の方にギフトを贈る事があります。
そういったケースでは、複数配送先eギフト機能が便利です。
◆出典:https://test-mam-test.myshopify.com/
eギフト設定方法
AnyGiftを使ったeギフト機能の実装は簡単です。
アプリ内の初期設定をSTEP1~10の順に進めることで、実装が完了します。
初期設定のSTEPは以下です。
STEP1. eギフトを有効にする商品と、購入方法の選択肢を表示するページを設定する
STEP2. テーマの「カスタマイズ」からアプリを埋め込む
STEP3. 現在ご利用している「受注管理システム(OMS)」を選択する
STEP4. eギフト用の送料を決定する
STEP5. 【eギフト受取者向け】商品発送時のメール文面を作成する
STEP6. 【eギフト購入者向け】商品購入時のメール文面をカスタマイズする
STEP7.【「請求先住所≠配送先住所」で通常購入した購入者向け】購入完了画面をカスタマイズする
STEP8. eギフトのテスト購入を行う
STEP9. マイページにてeギフト注文の場合は「配送先住所」が非表示になっていることを確認する
STEP10. ギフトを受け取る方を顧客に転換させるための事前設定を行う
筆者も実際に設定してみたところ、細かいガイドが記載されているため、すべてスムーズに進められました。簡単に設定完了し、商品詳細ページとカートページにて、eギフトを贈るボタンを表示することができました。
eギフト購入~ギフト受取までの流れ
筆者のShopifyストアにて、STANDARDプランの機能のみになりますが、ギフト機能を実装してみました。ギフト購入から受取までの流れを紹介したいと思います。
eギフト購入
初期設定のフローで「eギフトを贈る」ボタンを表示させることまではできたため、実際にテスト購入を行います。
ボタン押下すると、相手の方に贈りたいメッセージと、贈り主の名前を記入することができます。
メッセージ記入した状態でプレビューを確認することも可能です。問題なければ、カートに追加します。
決済が完了すると、注文完了画面にて、「eギフト受け取りページ」用のURLをコピーできるようになります。もしくは、注文完了時、購入者様のメールアドレスに送られるメールにも同じURLが記載されており、そちらからもコピーすることができました。URL取得した後は、LINEやSNS、メールにてギフトを贈りたい方にURLを送付します。
ギフト受け取り
次は、ギフトを受け取る方の画面になります。eギフト受け取り期限がある為、その点だけご注意ください。贈り主から送られたURLを開いて、住所入力をするだけで、受け取り作業が完了しました。あとは商品の発送を待つだけになります。
注文管理>注文詳細
受取人が住所入力完了されると、AnyGiftによって自動的に、配送先住所の修正やタグ付けが行われます。
まとめ
AnyGiftを使うことで簡単にeギフト設定からeギフト受け取りまで完了することができました。Shopify公式アプリには、ギフト対応されたアプリが他にもありますが手軽に、かつスピーディに実装されたい場合は最もおすすめできるアプリかと思います。無料で使用できる期間もあるので、是非一度ストアにインストールしてみてはいかがでしょうか。