【Instagram×Shopify】RiLi.tokyo渡邉様ご登壇!Shopify Meetup セミナーレポート
2019年5月29日にWeWork神保町にて、トランスコスモスとShopify Japan様の共同開催セミナー「Shopify×TRD Meetup ~Instagram活用セミナー」を開催いたしましたので、本ブログにてレポートいたします。
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Shopify(ショッピファイ)とは
カナダ発のクラウドベースでのEコマースプラットフォームで、2004年の設立後、世界175カ国の80万以上の店舗で利用されており、世界シェア最大級を誇るECサイト構築システム。
2018年末に日本市場に参入後、プログラミング知識が無くても誰でもネットショップをオープンできる手軽さや、日本のみならずグローバルに販売できる利便性から、日本でのユーザーも拡大しています。
カナダ発グローバルEコマースプラットフォームの「Shopify(ショッピファイ)」
日本では国産の様々なECカートシステムが存在しますが、評判を呼び独自のポジションを確立しつあります。
特に、アプリケーションを用いた「拡張性」が高いことに加え、ファッションECやメディアコマースではその「デザイン性」の高さ、越境ECを行う際は「多言語・多通貨対応」など、Shopifyの持つ様々な機能から、多彩なジャンルのEC事業者に支持されています。
2018年を通して管理画面の日本語化やShopify ペイメントの導入、そしてInstagramとの連携開始など、積極的に日本市場へのローカライズを進めており、今後日本のショップオーナーにとってますます注目のECプラットフォームとなっていくことでしょう。
「Shopify×TRD Meetup ~Instagram活用セミナー」
そのShopifyとトランスコスモス技術研究所は2019年1月よりパートナーシップを締結。
今回はShopifyの日本法人であるShopify Japan 株式会社様と、「EコマースにおけるInstagram活用」というテーマの元共同セミナーを開催しました。
トランスコスモスにとって初のMeetup開催
2019年現在、国内月間アクティブユーザー数2,900万人を抱えるInstagram。
もはや情報探索における「検索エンジン」として活用されるケースも多く、ソーシャルメディアという枠組みを超えて、購買行動に大きな影響力を持つプラットフォームと言えます。
そこで、10代〜20代前半の女性をターゲットに、InstagramとEコマースを活用したマーケティングで成功する「RiLi.tokyo」を運営する株式会社RiLi代表取締役の渡邉様をゲストスピーカーに迎え、実際のファッションECにおけるSNSの活用状況についてセッションを行いました。
気になるセッション内容はこちら
「Instagram×Shopifyの連携方法」:トランスコスモス技術研究所 高田 拓之
まず最初のセッションは、弊社コンサルタントの高田から。
自らもEC事業者としての10年以上のEC経験を持つTRD高田
「InstagramとShopifyの連携方法」について、実際の画面をもとに、高田自身の体験談も交えながら一つ一つのステップを細かく説明。こちらの内容については、弊社ブログ内でも解説しておりますので、Shopifyオーナー様でInstagramと連携未実施の方はぜひこちらを参考に、実施してみてはいかがでしょうか。
「Instagram×ファッションEC グロースハック」:株式会社RiLi 渡邉 麻翔 様
続いて、オーディエンスお待ちかねの株式会社RiLiの渡邉麻翔様によるセッション「Instagram×ファッションEC グロースハック」。
「RiLi.tokyo」でのグロースハックについて、渡邉様がご紹介した3つのステップ。
「①分析」→「②発信」→「③拡散」
まずは徹底したユーザー分析。インスタユーザーの投稿から、何が流行っているのか深堀した分析。今やRiLi.tokyoの代名詞と言える「6WAY巾着トート」もその分析から生まれた商品。
その分析データを、商品開発やリアル店舗展開に活用し、発信。
発信方法については、インスタユーザーに気に入ってもらえる撮り方や加工の仕方を常に試行錯誤することが重要で、RiLi.tokyoのターゲット向けに「あえてスマホで撮影する」ことも心掛けているとのこと。
そして、拡散フェーズでは、最近ではInstagramストーリーズ用GIFスタンプの配布にも力を入れているとのことで、有名アイドルやインスタグラマーが実際に利用するなど、大きな反響と拡散に成功したケースについてお話しいただきました。
戦略的なマーケティングを通して、一貫した世界観と体験を提供し続けることでブランドを構築するRiLi.tokyoの取り組みはEC事業者ならず参考になる部分も多かったのではないかと思います。
セッション中、 渡邉様のプレゼンテーションに参加者一同が惹きこまれていたのが印象的でした。
白熱した質疑応答タイム
続いて質疑応答タイム。TRD高田、RiLi渡邉様に加え、Shopify Japan徳満様も加わり、参加者様からの質問に答えます。
今回は特別に当日寄せられた質問と回答内容を一部公開いたします。
参加者から多数の質問が寄せられました
Q:RiLi.tokyoにおいてインスタアカウントを2つに分けている理由、狙いは?
A:Instagram運用において、一番重要なのはエンゲージメント(率)であり、反応してくれるユーザーが大事。「トレンド情報」を知りたいユーザーと「商品」を知りたいユーザーは、求めるものが違うため、アカウント自体を別々に分けている。(RiLi渡邉様)
Q:ShopifyとInstagramの連携で、Instagram側で承認が降りず困っています。。。
A:Shopify側にもリジェクトへの質問がよく寄せられるが、Instagram側の審査になるので答えにくい。ただし、FacebookとInstagram側で審査基準が異なると思われ、一度リジェクトされても再申請をすれば承認されることもあるため、根気強く対応すると良い。(Shopify徳満様)
Q:RiLi.tokyoではどのようなShopifyアプリを使っていますか?
A.無料ギフトなどの特典を設定できる「Free Gifts by Secomapp」というアプリを利用している。その他にも、再入荷お知らせなどをLINE通知出来るアプリなどがあると嬉しい。(RiLi渡邉様)
トランスコスモス技術研究所では様々なShopifyアプリ開発を企画しており、LINEを用いての再入荷通知アプリも現在検討中です。ご期待ください(TRD高田)
Q:Shopify Plusを選ぶメリットにはどのようなものがあるか?
A:Plusではサイトを9個までコピーができ、説明内容などを多言語化が可能なため、Plusを利用するユーザーは、他国展開をしている店舗が多い。
また、カートを自由にカスタマイズできる点もPlusユーザーに評価されている。
運用面においては、会員のランク付けロジックを予めShopify側に設定しておけば、自動でランク変動する機能などがあり、セール日程の設定なども可能。(Shopify徳満様)
Q:Rili.tokyoではCRMをどのように運用しているか。新商品ティザーや、再販など。
A.特別なことはまだやりきれてないが、1つ必ずやっているのは、新商品の発売時にInstagramLIVEを行っていること。週1または週2で時間は18時前後に行っている。ECのCRM分野についてはまだまだ今後の改善余地がある。(RiLi渡邉様)
渡邉様、徳満様から一つ一つの質問に対して、非常に具体的且つ丁寧にお答えいただきました。ありがとうございました。
ネットワーキングタイムでは、参加者同士で活発な情報交換
セッションで勉強したあとはビール!ということで、セッション終了後、ピザやビールを交えて懇親会(ネットワーキング)が行われました。参加者同士での情報交換も積極的に行われました。弊社社員も参加させて頂き、多くのShopifyユーザーの皆さまと交流させていただき、EC事業者の抱える悩みに対してアドバイスさせて頂きました。
ご来場いただいた皆様、RiLi渡邉様、Shopify Japanの皆さま、誠にありがとうございました。
弊社では今後もこうしたMeetup形式でのイベント開催を定期的に予定しております。今回はご来場いただけなかった皆さまも次回ぜひ奮ってご参加ください。