Shopify Flow(ショッピファイ フロー)の使い方を解説
こんにちは、研究員のおかもとです。
今回は、Shopifyのエンタープライズプランである、Shopify Plusの中でも最も特徴的な機能の一つである、Shopify Flow(ショッピファイ フロー)を紹介します。
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ShopifyFlowは事前に設定したECサイト上での行動をトリガーに、様々なアクションを自動で行ってくれるツールです。
自動化を行うことにより、事務的な作業工数を削減することができるため、サイト運営者はよりクリエイティブな業務に時間を費やすことができるなどのメリットが挙げられます。
Shopify Flowで作業のオートメーション化を実現
タスクの自動化ツール
Shopify Flowは購買行動に基づいたユーザーのタグ付け、在庫管理、国内外の注文の管理など、ストア内の様々なタスクを自動化するAPPです。
例えば、
・商品の在庫がなくなった場合の通知
・一定の金額を超える購入があった場合に、メールやSlackに通知するなどの自動化
・複数回の商品購入したユーザーにクーポンをテキスト配信する
などです。
複雑な設定やコードは要らず、管理画面でアクションを選択するだけなので、簡単に自動化の設定ができます。
アプリは下記のURLから簡単にダウンロードが可能です。
https://apps.shopify.com/flow?locale=ja
Kisukeのアプリインストール画面
通常のShopifyアプリと同様に、ダウンロードが完了すると管理画面にShopifyFlowのアプリが表示されます。
Shopify Flowは、テンプレートを利用する方法と、ゼロからワークフローを作成する方法があります。
テンプレートを使えば、簡単に自動化できる
ワークフロー設定画面
Shopify Flowには以下のように、150種類近い自動化のテンプレートがあります。
機能 |
詳細 |
100ドルを超える注文に対して無料ギフトを編集して追加する |
Edit Orderを使用した特定の金額を超える注文に、無料ギフトを編集して追加する |
2回目の注文後にクーポンコードをテキスト送信する |
顧客が注文を2つ実行すると、SMSBumpを使用してテキストメッセージを送信する |
3回目の注文後に顧客にギフトカードを発行する |
Rise.aiを使用して、3回目の注文後にお客様にギフトカードを発行してメールで送信する |
In Stock Alertsのサインアップでロイヤルティポイントを進呈する |
顧客がIn Stock Alertsを使用して在庫補充メールのサインアップをした際に、Swell Rewardsでポイントを追加する |
Tag and organize new products by price point |
Tag and organize new products by price point |
VIPのお客様向けに店舗体験をパーソナライズする |
顧客が特定の限界値を超えた時間ストアに滞在した場合、顧客をNostoのパーソナライズセグメントに追加する |
「リスクが存在する」顧客にウィンバックメールの順序を送信する |
顧客がLoyaltyLionで「リスクが存在する」セグメントに移動した場合に、イベントを追跡して、Klaviyoでメールの順序をトリガーする |
「リスクが存在する」顧客の場合、ストア体験をパーソナライズする |
顧客がLoyaltyLionで「リスクが存在する」セグメントに移動した場合に、お客様をNostoのパーソナライズセグメントに追加する |
お客様があなたについて知ったチャネルをタグ付けする |
Enquireの購入後アンケートの質問「当社をどのように知りましたか」に対する回答を追加して、お客様の属性を追跡します |
お客様がレビューを送信した後にSMS会話を開始する |
お客様がStamped Reviewsでレビューを送信した後、星評価に基づいた異なる回答を含むテキストメッセージをSaveMySales で送信する |
お客様が購入した店舗のタグを付ける |
セグメンテーションを容易にするために、お客様が購入したすべての店舗の名前を顧客タグとして追加する |
お客様の誕生日にプッシュ通知を送信する |
Plobalアプリで特定のお客様にプッシュ通知を案内し、お客様の誕生日にアカウントへロイヤルティポイントを追加する |
お客様の電話対応リクエストをTrelloで追跡する |
Callbackを使用して送信された新規の電話対応のリクエストがあるたびに、Trelloボードにカードを作成する |
すぐにコンバージョンした初めての顧客を分類する |
指定した期間内にコンバージョンした初めての顧客にタグをつけ、購買意欲が高いことを通知する |
アカウントを作成したお客様にタグをつける |
ストアでアカウントを作成したお客様にタグを追加する |
アカウントを持っていない顧客をスプレッドシートで追跡する |
ストアアカウントを作成していないお客様をGoogleスプレッドシートに追加する |
ウィッシュリストのアイテムがセール中の場合、お客様にメールを送信する |
お客様がGrowaveウィッシュリストに追加したアイテムがセール中となった場合、Klaviyoでメールを送信する |
ウィッシュリストへの商品の追加に対してロイヤルティポイントを進呈する |
顧客がWishlist Plusに商品を追加した場合、LoyaltyLionでポイントを追加する |
ギフトカードで支払われた注文にタグをつける |
全額あるいは一部の支払いがギフトカードで行なわれた注文にタグを追加する |
クーポンコードに基づいて無料の商品を注文に編集して追加する |
特定のクーポンコードが使用された場合、注文に無料の商品を編集して追加する |
サンプルを注文した顧客のコンバージョンにタグをつけて追跡する |
サンプルを注文して後日正規価格の購入者にコンバージョンした顧客を分類して追跡する |
スプレッドシートで成功紹介を追跡する |
Googleスプレッドシートに、Conjured Referralsで正常に紹介されたすべての注文の行を追加する |
スプレッドシートに海外の注文を追加する |
新規での海外の注文ごとにGoogleスプレッドシートに行を追加する |
ネガティブなレビューを受け取ったときにサポートチケットを作成する |
Stamped Reviewsで星1つのレビューを受け取ったときに、Gorgiasでサポートチケットを作成する |
ネガティブなレビューを受け取ったときに通知を受信する |
Stamped Reviewsでネガティブなレビューを受け取ったときにメールを受け取る |
ネガティブなレビューを書いた顧客にメールする |
顧客がYotpoにネガティブなレビューを送信した場合に、Klaviyoでイベントを追跡して、ネガティブな体験を改善するためのメールをトリガーする |
ネガティブな商品レビューをスプレッドシートで追跡する |
Stamped ReviewsからGoogleスプレッドシートにネガティブなレビューを追加することにより、商品の傾向とインサイトを理解する |
メーリングリストの新しいメンバーに、クーポンコードをテキストで送信する |
Shopifyでマーケティングを受け入れたが、まだ注文していないお客様レコードが作成されたとき、テキストメッセージを介してウェルカムクーポンコードを送信する |
モバイルアプリでの注文にロイヤルティポイントを進呈する |
LoyaltyLionでポイントを追加し、お客様がPlobalモバイルアプリで注文を行ったときにアプリのプッシュ通知を送信する |
リスクの高い商品を確認するためにAsanaに追加する |
Asanaプロジェクトにタスクを追加して、リスクの高い注文を受け取るたびに確認する |
リスクの高い注文からのレビューリクエストメールをキャンセルする |
注文がフルフィルメントされ、リスクが高い場合、Stamped Reviewsのレビューリクエストメールを停止する |
リスクの高い注文をキャンセルして在庫を補充する |
リスクの高い注文を自動的にキャンセルし、商品の在庫を補充して、顧客にキャンセルのメールを送信する (キャンセル後は手動で注文を返金する必要あり) |
リスクの高い注文を確認するためにTrelloに追加する |
Trelloボードにカードを追加して、リスクの高い注文を受け取るたびに確認する |
レビューを提出した顧客に対してストアをパーソナライズする |
顧客がYotpoでレビューを提出した後、顧客をNostoのパーソナライズセグメントに追加する |
ロイヤリティープログラムで優先顧客を追跡する |
顧客が3回目の注文をした際にSmileにアクティビティを送信する |
ロイヤリティープログラムで特定の商品購入を追跡する |
顧客が特定の商品を購入した際にSmileにアクティビティを送信する |
ロイヤリティープログラムの階層に基づきストアをパーソナライズする |
LoyaltyLionのロイヤリティープログラムの階層をNostoのセグメントにマッピングして、パーソナライズされたストア体験を提供する |
上位検索と結果のメール通知 |
ストアでの上位検索と、結果がゼロの検索に関するメールを、Klevu Searchから2日ごとに受信する |
不規則な大量注文に関する通知を受信する |
設定された商品個数の限界値を超えて注文が確定したときにメール通知を受け取る |
優先通貨で顧客にタグをつける |
新しい注文ごとに使用される支払い通貨コードで顧客にタグをつける |
写真レビューの提出に対してロイヤルティポイントを進呈する |
顧客がLoox Photo Reviewsでレビューを提出した際に、Swell Rewardsでポイントを追加する |
商品がリリースされるときに、アプリのプッシュ通知を送信する |
特定のコレクションで商品がリリースされたときに、Tapcartアプリのプッシュ通知を促す |
商品について質問されたときにサポートチケットを作成する |
Gorgiasでお客様が商品についての質問をしたときに、Gorgiasでサポートチケットを作成する |
商品の在庫が少ないときにAsanaでタスクを作成する |
バリエーションの在庫が特定の限界値を下回った場合、Asanaプロジェクトにタスクを追加する |
商品の在庫が少ないときに通知を受信する |
商品の在庫が指定した限界値を下回った場合にメールを受け取る |
商品の在庫が少ない場合に、Trelloカードを作成する |
バリエーションの在庫が指定した限界値を下回った場合に、Trelloボードにカードを追加する |
商品レビューの提出に対してロイヤルティポイントを進呈する |
顧客がYotpoで商品レビューを送信したときにLoyaltyLionでポイントを追加する |
在庫が少ない商品を商品化して、在庫切れの場合は非表示にする |
在庫が少ない商品をセールコレクションに追加して購入を促進させ、在庫切れの場合はオンラインストアから非表示にする |
在庫が少ない場合、販売元に再注文を開始する |
商品の在庫が少ない場合に、販売元にメールを送信して再注文を開始する |
在庫に基づいて検索結果で商品を昇格または降格する |
商品の在庫レベルに基づいて、Klevu Searchで商品を昇格または降格する |
在庫レベルに基づいて商品を非表示にして再公開する |
在庫切れ商品をオンラインストアから非表示にして、再入荷された際に再公開する |
在庫切れ商品の需要が高まったときに通知を受信する |
Back in Stockを使用して、10人の顧客が在庫切れ商品の再補充を待っている場合にメールを受け取る |
実店舗で購入した顧客にタグをつける |
Shopify POSを使用する実店舗で注文を実行した顧客にタグを追加する |
従業員の顧客アカウントをメールドメイン別にタグ付けする |
販売を簡単に追跡してスタッフアカウントを分類するか、その顧客グループに対して従業員向けのディスカウントを利用可能にする |
支払いを確定する前にリスクの高い注文に関する通知を受信する |
支払いを確定する前に、リスクの高い注文の確認を促すメールを受け取る (支払いを手動で確定する設定にしておく必要あり) |
教育機関向けのディスカウントの対象となる顧客にタグをつける |
メールアドレスに「.edu」が含まれる顧客を分類して、その顧客グループに対して教育機関向けのディスカウントを利用可能にする |
新しい下書き注文が作成されるときに通知を受信する |
新しい下書き注文が作成されるときにメールを受け取る |
新しい商品のタグ付けを標準化する |
商品名、SKU、色などに基づいて、新たに追加あるいはインポートされた商品をタグ付けおよび整理する |
新しい商品をSKUごとにタグ付けして整理する |
SKUに基づいて新しい商品のタグ付けとマーチャンダイジングを標準化する |
新しい商品をタイプ別にタグ付けして整理する |
商品タイプに基づいて新しい商品のタグ付けと商品化を標準化する |
新しい商品をプライスポイントでタグ付けして整理する |
バリエーションの価格帯に基づいて新しい商品のタグ付けとマーチャンダイジングを標準化する (10、25、50、100未満) |
新しい商品を商品名ごとにタグ付けして整理する |
商品名に基づいて新しい商品のタグ付けと商品化を標準化する |
新しい商品を色ごとにタグ付けして整理する |
ストアフロントで正確に見つけられるように、カラーバリエーションに基づいて新しい商品にタグを追加する |
新規の予約注文に対してロイヤルティポイントを進呈する |
顧客がPre-Order Managerを使用して予約注文をした際にLoyaltyLionでポイントを追加する |
新規の大量注文で適用されたディスカウントに関する通知を受信する |
不規則な大量注文にディスカウントが適用された場合にメールを受け取る |
最初の注文から30日後にクーポンコードをテキスト送信する |
Tobiを使用して顧客の初回注文から30日後にテキストメッセージを送信する |
決済サービスごとに注文にタグをつける |
支払いを確定するために使用した決済サービスの名前で新しい注文にタグをつける |
注文が出荷されたときにブラウザープッシュ通知を送信する |
PushOwl購読者の注文がフルフィルメントされたときに、ブラウザープッシュ通知を送信する |
注文が配送されたときにテキストメッセージを送信する |
注文が完了したときにSaveMySalesでお客様にテキストメッセージを送信する |
注文に通貨別でタグをつける |
顧客が使用する支払い通貨コードで新しい注文にタグをつける |
注文を迅速に配達する必要がある場合、物流チームにメールを送信する |
速達配送の代金支払いが完了した注文に関するメール通知を送信して、簡単に整理するためにタグを追加する |
注文カウントの階層によって顧客を整理する |
ターゲットのロイヤルティおよびマーケティングコミュニケーションに対する注文カウントの階層に基づいて、顧客のタグを追加する |
特定のクーポンコードが使用されたときに通知を受信する |
注文に対して特定のクーポンコードが使用されたときにメールを受け取る |
特定のコレクションでギフトカードを整理する |
特定のコレクションでギフトカードにタグ付けして整理する |
特定のドメインからの注文に関する通知を受信する |
特定のメールドメインからの注文が確定したときにメールを受け取る |
特定のメールまたはIPアドレスによる注文をキャンセルする |
過去に不正利用に遭ったメールまたはIPアドレスで行われた注文をキャンセルして在庫を補充する (キャンセル後に手動で注文を払い戻す必要があり) |
特定の商品を含む注文にタグをつける |
注文項目のいずれかに特定の商品を含む注文にカスタムタグを追加する |
特定の商品リリースに関するブラウザープッシュ通知を送信する |
追加した新しい商品に「プッシュ通知」商品タグが含まれている場合は、すべてのPushOwl購読者にブラウザープッシュ通知を送信する |
特定の配送方法を使用する注文にタグをつける |
特定の配送方法を使用する注文にカスタムタグを追加する |
紹介プログラムのサインアップに対するロイヤルティポイントの進呈 |
お客様がConjured Referralsで友人を紹介するためにサインアップしたときのLoyaltyLionの報酬ポイント |
販売チャネル別に注文にタグをつける |
注文が実行された販売チャネルの名前で新規注文にタグをつける |
購入後アンケートの完了にロイヤルティポイントを進呈する |
顧客がEnquireの購入後アンケートを完了したときに、Swell Rewardsにポイントを追加する |
購入後アンケートの結果をスプレッドシートに追加する |
Enquireの購入後アンケートの結果をGoogleシートに追加して、あなたの顧客やマーケティング活動についてもっと詳しく知る |
購入総額の階層によって顧客を整理する |
ターゲットのロイヤルティおよびマーケティングコミュニケーションに対する購入総額の階層に基づいて、顧客のタグを追加する |
購入行動により顧客を分類する |
パーソナライズされた顧客の好み、およびターゲットとなるマーケティングの目的によって顧客にタグをつける |
返品のあったお客様向けに店舗体験をパーソナライズする |
注文の返品が処理された後、顧客をNostoのパーソナライズセグメントに追加する |
返金が処理されたときにブラウザープッシュ通知を送信する |
PushOwl購読者の前の注文の返金が作成されたときに、ブラウザープッシュ通知を送信する |
送料無料となる注文にタグをつける |
チェックアウト時に送料無料の対象となる新しい注文にタグをつける |
顧客が2回目の注文をすると、ブラウザープッシュ通知を送信する |
PushOwl購読者が2回目の注文をすると、ブラウザープッシュ通知を送信して、リピート購入を促進する |
顧客が商品を返品した回数を追跡する |
1回の注文で1つ以上の商品を返品した回数で顧客にタグを付ける |
顧客が電話対応をリクエストするときに通知を受信する |
Callbackを使用して顧客が電話対応のリクエストを送信するときにメールを受け取る |
顧客の誕生日にディスカウントをメールで送信する |
LoyaltyLionで顧客の誕生日の際にイベントを追跡して、Klaviyoでメールをトリガーする |
高額な返品に関して顧客に迅速に問い合わせる |
高額な返品にタグ付けして顧客に問い合わせるようスタッフに促すことにより、顧客の利用体験に関するインサイトを得る |
Shopify Flowのテンプレートリスト
※Shopify Flowテンプレートを画像で一覧表示するには以下をクリックしてください。
※テンプレートによっては一部無料の追加アプリと連携する必要があります。
例えば、在庫管理など毎日目視でチェックが必要な作業も、一定の数まで在庫が減った際に自動でアラートが飛ぶように設定すれば、いちいち在庫を目視する必要がなくなります。
また、残り少ない在庫商品をセール化して販売促進を実施し、在庫がなくなった際に非表示にすれば、販売効率をあげる手助けとなるでしょう。
この様に、Shopify Flowには作成の手間を掛けることなく、作業の自動化を助ける様々なテンプレートが用意されています。
また、通知先として連携できるアプリは、以下となります。
Asana for Shopify Flow
Google Sheets for Shopify Flow
Slack for Shopify Flow
Trello for Shopify Flow
Shopify Flow通知先連携アプリ
上記のテンプレートを一部編集して、アレンジを加えることも可能です。
手動で独自のワークフローを作る
Shopify Flowで独自のワークフローを設定したい場合は、下記画像のようにそれぞれのアクションを設定する必要があります。
ワークフローの編集画面
手動でワークフローを作成する場合、複数の選択肢から自分が作成したルールの元にアクションを設定できます。
設定の方法は以下のとおりです。
トリガーとなるアクションをきめる
まずは、Add trigerの部分にアクションの要因となるトリガーを設定します。
発動のトリガーとなるものは以下の通りです。
・新しい顧客が作成される
・下書き注文が作成される
・商品の在庫数量が設定した値まで変更される
・新しい注文が作成される
・注文が履行される
・注文が支払われる
・注文に新しい危険性レベルのフラグが立てられる
・新しい商品がストアに追加される
・返金が作成される
具体的な条件を設定
上記のトリガーが発動する際の条件を記載します。
What's Next部分のAdd Conditionの設定を行います。
選択肢は、前述のAdd trigerにあわせて変わります。
選択肢の中から自由に設定をしてみて下さい。
具体的なアクションの設定
最後に具体的なアクションを設定します。
例えば、前述では、商品の在庫が2個以下になった際になんらかのアクションが発生するという設定をしました。
ここでは上記に基づいた具体的なアクションを設定します。
スプレッドシートに記載したり、アラートをメールに送ったり、タグを自動的につけたりと言った作業です。
上記3つのアクションを組み合わせて、ユーザーは独自のルールを作っていきます。
例)在庫数に応じてSlackにメッセージを自動配信
例えば、商品の在庫が5個を割った際にSlackに自動的にメッセージを配信するフローを作ります。
まずは、トリガーアクションを設定します。
START WHENの部分に
inventory quantitty changedを選択します。
これは、商品が購入されたり、ストア側で在庫が変更した場合にトリガーが発動することを意味します。
続いてifの部分の変更です。
合計の在庫数が4ないし4を下回った場合
を設定し、AND以下を
5を超えた場合
と設定します。
続いてTHENの枠です。
仮に在庫数が4ないし4を下回った場合(product total inventoru<= Yes)
Slackでメッセージが送られるように設定します。
Thenの枠のAdd action部分にSend Slack messageを設置し、
下記、赤枠の部分に設定したユーザーにSlackでメッセージを送るアクションを追加します。
※Slackを使用するためには、Slackとの連携可否の通知がきますので、そのまま連携を進めて下さい。
今回は、テスト商品の在庫が5個を下回りました。
メッセージを送る設定をしました。
ShopifyのSlackボットから、メッセージが届きました。
上記の仕組みにより、在庫が一定数に達した際に店舗のスタッフに自動アナウンスを行い、それぞれの在庫を毎日確認する時間的なリソースが削減できます。
開発~運用までのデジタルトランスフォーメーションをサポート
様々な機能が標準搭載されているShopify(ショッピファイ)ですが、利用ユーザー独自のカスタマイズもできます。サイトデザインだけではなく、運営効率改善のためにバックヤード側もアプリ開発をすることでカスタマイズが可能です。
その際、提供するAPIとシステムを利用し、基幹システムとの連携や他システム開発をするためにパートナーが必要となります。