EC業界における倉庫GXとは?環境対策の取り組み
本記事は、世界的に注目されている「GX」取り組みについて、倉庫GXという環境対策の観点でまとめたECブログ記事になります
皆様、こんにちは。
現在、世界中で気候変動対策が進行中であり、日本では経済産業省が主導する施策を総称して、「※GX(グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)) 」と呼んでいます。社会経済システム全体の変革を前向きに捉え、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を実質ゼロにする)と経済成長の両立を目指す点が特徴です。こういった動きは、物流業界や倉庫業界でも取り組みが進んでおり、今回は倉庫GXに焦点を絞ってお伝えさせていただきます。
※「GX」は、化石燃料の使用を減らし、クリーンエネルギーを活用することで、環境保護と経済成長を両立させるための取り組みを指します
経産省、2025年度予算2.3兆円要求 脱炭素へ投資支援(出典元:日本経済新聞)
この『GX』取り組みについて、日本経済新聞社の上記の記事では、
『経済産業省は28日、2025年度予算案の概算要求を自民党に示した。総額は2兆3596億円で、24年度当初予算から2割増加。内訳は一般会計4415億円、エネルギー対策特別会計7818億円、GX推進対策費9818億円、特許特別会計1546億円。
GX対策費は24年度から3389億円増加。再生可能エネルギーの普及や排出削減が困難な業界への支援に重点を置き、国内投資を増やして持続的な賃上げを目指す。 』
と、これまで以上にGXの取り組みに政府として注力するとまとめられています。
(出典元:日本経済新聞社記事より)
「GX」とは?
改めて「GX」について説明させていただきますと、
GX(グリーントランスフォーメーション)とは、化石燃料をクリーンエネルギーに転換し、脱炭素社会を目指す取り組みのことで、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を実質ゼロにする)と経済成長の両立を目指す点が特徴です。
GX関連への就職に関するZ世代の意識調査
一方で、Z世代の意識調査ではGX関連企業への就職に関心がないという現状もあるようで、社会として日本ではまだまだ根付いていない表れと感じられる情報もあります。
参照元:PRTIMES(UZUZ社記事より)
EC業界における倉庫GXとは?
冒頭でもお伝えした通り、GXとは、経済産業省が提唱する脱炭素社会に向けた取り組みで、2050年までに経済活動をグリーンエネルギー中心にシフトすることを目指しています。
物流業界に関しては、物流DXや物流GXに関する記事が多く存在しており、具体的には、以下のような施策が含まれます:
①モーダルシフト:鉄道や内航海運を利用し、トラック輸送から環境負荷の少ない輸送手段に転換
②脱炭素化:車両や船舶、物流施設の省エネ化やEV化を推進
③電子データ交換(EDI):契約書などを電子データでやり取り、業務効率化と資源の節約を図る
④シェアリング:物流拠点のシェアリングを促進し、空きスペースを有効活用(CO2削減)
これらの施策により、EC業界の倉庫運営もより環境に優しい形へと変革していくことが期待されており、EC業界の倉庫では、さまざまな省エネ対策が実施されています。(倉庫GX)
具体的には以下のような取り組みがあります:
①LED照明の導入:倉庫内の照明をLEDに変更する
②空調制御:空調システムを効率的に制御する
③太陽光発電システムの設置:倉庫の屋根にソーラーパネルを設置し、発電した電力を自社で使用
④屋根塗装:屋根にエコ塗装を施すことで、夏は遮熱効果、冬は保温効果を発揮し、空調効率UP
⑤契約容量の見直し:倉庫の電力契約容量を適正に見直すことで、基本料金の削減が可能
これらの対策により、EC業界の倉庫はエネルギー効率を高め、コスト削減と環境保護を両立させています。
トランスコスモスEC事業のGX・環境問題取り組みについて
トランスコスモスでは、空調設備の効率管理や(※)FNS認証の梱包資材を使用しておりますので、GXパートナーとして、また環境問題に配慮されているお取引先様にも安心してご利用いただけます。EC向け発送代行サービスをご検討中の方は、下記よりサービスについてご覧いただけましたらと存じます。
(※)FNS認証:適正に管理された森林の木材を使用、加工・流通に至るまで厳格審査を受けた証
今回の記事については、以上になります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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