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【寄稿/連載】 Shopify × b→dashで実現出来ること

前回の記事では『b→dashとは』というタイトルの下、b→dashの特徴はSQL不要の『ノーコード』でデータの加工や統合が出来る点、CDP/MA/web接客などを『All in One』で網羅的に保持している点であり、Shopifyを始めとした様々なカートシステムと連携することが出来ることを紹介いたしました。

今回の記事では、Shopifyとb→dashを連携させた場合に、どのようなことができるか、どのようなメリットがあるのか、という点に注力して説明させて頂きます。


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目次[非表示]

  1. 1.Shopify単体で実現出来ること・実現出来ないこと
  2. 2.Shopifyのデータを活用するために必要なこと
  3. 3.Shopifyとb→dashを連携するメリット
  4. 4.Shopify × b→dash で実現できる具体的な施策/分析例
  5. 5.Shopifyのデータをb→dashに連携する方法
  6. 6.まとめ

Shopify単体で実現出来ること・実現出来ないこと

Shopifyの概要説明についてはこちらの記事(https://transcosmos-ecx.jp/blog/shopify/3)を参照いただければと思いますが、Shopifyは単体で利用しても様々なことを実現できるツールであり、オンラインストアやfacebook/Instagramなどでの商品の販売、在庫管理、ECサイトへのアクセス分析や購買分析、Shopify POSとの連携によるオフラインでの商品販売といった、D2C事業を運営するための様々な機能が用意されています。また、Shopify Appストアという、Shopifyのパートナー企業がShopify専用のアプリを開発/販売できるプラットフォームが提供されているため、サイトデザインのブラッシュアップ、在庫の詳細管理、顧客へのメール配信などのアプリをアドオンで利用することが出来ます。


このようにECサイト運営における様々な機能を保持しているShopifyですが、苦手な領域も存在します。それは既存顧客へのアプローチ施策やデータ分析の領域です。Shopifyの機能やAppストアのアプリを活用すると、既存顧客へのメール配信や購買分析といったことは実現できるものの、Shopify上にある顧客データや注文データを加工/統合する必要がある施策や分析は実現が出来ない可能性があります。例えば、商品を1度だけ購入した顧客に対して2回目購入を促すF2転換シナリオを行いたい場合、シナリオを配信した結果、メール開封数/率、クリック数/率、CV/CVR、購買数、LTVといった数値を可視化する配信成果レポートを作成したい場合、Recency(最終購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(累計購入金額)の3つの観点でデータを分析するRFM分析を行いたい場合などが該当します。また、Shopifyは顧客に対するアプローチ機能としては、メールや広告チャネルを活用することに重きを置いているため、SMSやLINE、スマホアプリのPush通知、web接客といったクロスチャネルには対応していないケースもあります。


Shopifyのデータを活用するために必要なこと

では、Shopify上にある顧客データや注文データを活用し、F2転換シナリオ、配信成果レポート、RFM分析といったShopify上のデータを加工/統合するような施策/分析や、クロスチャネルによる顧客アプローチを行いたい場合はどうすればいいのでしょうか。このような施策/分析を実現する場合は、ShopifyとMarketing Automation(MA)ツール、Business Intelligence(BI)ツール、web接客ツールを連携させる必要があります。

また、MAツールやBIツールは、データの集計や名寄せといった機能を有していないことも多いため、データの加工や統合を行うCustomer Data Platform(CDP)ツールも合わせて導入し、Shopify → CDPツール → MA/BI/web接客ツールという流れでデータを連携していくことで、施策や分析の実現を目指すことが一般的です。

ただ、Shopifyの利用に加えて、MAツール/BIツール/web接客ツール/CDPツールといった複数のツールを導入しようとすると、費用がかさんでしまう、各ツールの操作方法を覚えないといけない、各ツールそれぞれで設定を行わないといけない、など費用面や工数面における課題が発生してしまいます。特にCDPツールの活用に関しては、SQLを用いてデータの加工や統合を行うことを前提としているツールが多いため、エンジニアの稼働も必要になってしまいます。


Shopifyとb→dashを連携するメリット

このような『複数ツールを導入しないといけない』『エンジニアを稼働させないといけない』という課題を解消することが出来るツールがb→dashです。b→dashは、CDP、MA、BI、web接客の機能はもちろんSMS配信、LINE連携、Push通知配信といった機能をAll in Oneで網羅的に保持しているため、F2転換シナリオ、配信成果分析、RFM分析といったShopify単体では実現できない施策や分析を、Shopifyとb→dash1つを連携するだけで実現することが出来ます。

また、b→dashのCDP機能である『Data Palette』は、SQLの知識がない方でも利用できるように開発されており、GUIベースの画面操作のみでデータの加工や統合を実施できるため、エンジニアの稼働は必要ありません。


Shopify × b→dash で実現できる具体的な施策/分析例

では、Shopifyとb→dashを連携すると、具体的にどのような施策や分析が実現できるのでしょうか。

b→dashでは、オンボーディングプログラムという、ECサイトを運営するにあたり「実施したい」と頻繁にご要望を頂くベストプラクティス施策/分析約100個を追加料金不要で構築するサービスを用意しています。


【EC事業者向けオンボーディングシナリオ施策 ※一部抜粋】





【EC事業者向けオンボーディングweb接客施策 ※一部抜粋】





【EC事業者向けオーディングBI分析 ※一部抜粋】



上記でご紹介している約100のベストプラクティス施策と分析に関しては、b→dash利用企業様に実施頂く作業はShopifyのデータをb→dashに連携頂く作業と、メールやLINE等で配信するコンテンツを作成頂く作業、配信設定作業のみになります。本来であれば、各施策や分析に必要なデータを準備する作業、例えばF2転換シナリオであれば、顧客ごとの累計購入回数を顧客データと注文データをもとに算出するといった集計作業が必要になりますが、このような作業はすべてb→dashのカスタマーサクセス担当にて代行をさせて頂いています。


Shopifyのデータをb→dashに連携する方法

ベストプラクティスの施策/分析に必要なデータの加工や統合といった作業をb→dashカスタマーサクセス担当が実施するとはいえ、元となる顧客データや注文データといったShopify上に存在するデータをb→dashに連携する作業はクライアント側で実施頂く必要があります。

一般的には、ツール間でデータを連携するにはエンジニアが稼働してシステム的な処理を実装する必要があるため、時間がかかるケースが多くあります。しかし、Shopifyとb→dashはAPI連携をしているため、Shopifyの管理画面上で発行できるAPIキーをb→dashの管理画面に入力するだけで、顧客データ、注文データ、商品データなどのShopifyデータをb→dashに連携することが出来ます。

【b→dash管理画面におけるShopify APIキー入力画面】
b→dash(ビーダッシュ)
​​​​​​​

上記のAPIキーの入力さえ実施頂ければ、自動でb→dashにデータが連携され、そのデータに対してb→dashカスタマーサクセス担当が施策/分析に必要なデータを準備する、という形になるため、b→dash導入後短時間で施策/分析を実施できる状態になります。


まとめ

今回は連載記事の第2回目ということでShopifyとb→dashを連携することで実現できる具体的な施策や分析をご紹介させて頂きました。次回第3回目に関しては、今回紹介した施策や分析をb→dash上でどのように運用しているのか、どのようにPDCAサイクルを回しているか、そしてその結果、どのような成果を創出することが出来たのか、についてご説明する予定です。次回記事は12月上旬にリリースさせて頂く予定で御座いますので、もし興味ある方がいらっしゃればご一読頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。

▼b→dashのサービス詳細についてはこちら
▼b→dashについてのお問い合わせはこちら
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株式会社データX
『データ』をキーワードに、事業を展開するデータテクノロジーカンパニーです。 現在は、霜降り明星さんをCMに起用した、データの取得/統合/活用をノーコードで実現するマーケティングプラットフォーム「b→dash」の開発・提供を中心に事業を展開しています。

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