エンタメECの課題『ピークとオフピークの差(繁閑の波動)』を解消するために取るべき対策とは?
本記事は、エンタメECが避けて通れない『課題』と、その『対策』についてまとめたECブログ記事になります
皆様、こんにちは。
突然ですが、『推し活』について、皆様ご経験ありますでしょうか?SNSや各種メディアで取り上げられることが多いバズワードにもなっていることからご存じの方も多いと思います。
この『推し活』ですが、とある調査機関によると、その市場規模は約5,000億円に成長しており、10代~20代の若者の約25%(4人に1人)は『推し活』をしているまたは経験があるそうです。
今回は、その『推し活』にも関連するエンタメECが抱える『課題』と『対策』に関してお話しさせていただきます。
『エンタメ業界』とは?
まず、"Entertainment(エンタメ)"という言葉の原義として、特に演者の技能を鑑賞することを主体とした見せ物、出し物、余興などを指す語で、スポーツ・舞台演劇・演奏会・公演などを指す、とのことです。(Wikipedia引用)
現代の日本では、エンタメ業界では『2,5次元ミュージカル』や『小さくてかわいい系』などアーティストやキャラクターが絶大な人気を誇っているようで、最近ではVtuber(ブイチューバー)・Vliver(ブイライバー)なるモーションキャプチャー技術を使用したキャラクターもZ世代を中心に話題の対象となっています。(Vtuber関連のブログはこちら)
エンタメECの『課題』と『対策』とは?
エンタメ業界におけるEC(以下、エンタメEC)の取り扱い商品としては、ホビー、フィギュアなど予約商品が多く、繁閑の差(波動)が大きく配送遅延が発生しやすいという『課題』があり、すぐに売れてしまう人気商品については、不測の事態に対応できる『柔軟な人員体制』や『倉庫拡張性』が求められます。
最近では、各アーティストやキャラクターとのエンゲージメントを深めるため多くのイベントがオンライン・オフライン問わず開催されているため、臨機応変な対応ができるフルフィルメント(ロジ)事業者を選定することが大切になります。
以上の内容を踏まえると、課題は以下の①②が挙げられます。
課題①予約注文が多く、入荷から出荷までのリードタイムが短い
課題②繁閑の差(波動)が大きいため、予約商品に加えて、人気商品の入荷後、即時商品が売れる
これらの2つの課題について、実現する必要のある対策は大きく6つあります。
【対策1】 ピッキング効率化(予約商品に合わせた棚割り)
【対策2】 生産性向上(専任担当を配置してオペレーションをコントロール)
【対策3】 省人化対応(マテハンを最大限に活用した自動化の実現)
【対策4】 人員体制(シフト調整、人員補填、提携先倉庫と連携する場合も)
【対策5】 出荷分析(予約商品の次の波動対応に向け土日祝含むシフト調整)
【対策6】 倉庫拡張性(波動対応から売上拡大において柔軟な拡張対応)
エンタメECで実現するファン育成について
以上のように、アーティストを支え、愛するキャラクターと身近に過ごしたい多くのファンの皆様が利用するECサイトにおいて、購入するグッズは『可能な限り早く、そして丁寧な取り扱い』を望むもの。購入時点だけでなく、商品を保管することについても細心の注意が必要です。(弊社社員、オタク極意を語るコラムを参考ください)
我々トランスコスモスのお仕事についても少しだけ触れさせていただきますが、多くの企業様向けにEC事業支援サービスを提供するフルフィルメント(ロジ)北柏センターでは、さまざまな商品を安心してお任せいただける優れた体制を整えています。(ECフルフィルメン北柏センター詳細はこちら※動画コンテンツもご覧いただけます)
ファンを大切に、そしてファンから愛されるエンタメ業界だからこそ、顧客との関わり(タッチポイント)を創出することはマストになります。そのタッチポイントをオンライン・オフライン問わずシームレスな体験価値に繋げていくためには、SNS・リアルイベント・メディアなどを駆使していくことが必要不可欠になります。(エンタメ商品物流に関する情報はこちら)
最後になりますが、トランスコスモスでは『エンタメ業界』に特化したサービスメニュー『エンタメEC基盤サービス』も取り揃えておりますので、記事の内容に興味ありましたらぜひ以下のページを参考になさってください。
【エンタメEC基盤サービス】
エンタメ業界の市場は拡大しており、グッズ販売の売上拡大は必要不可欠です。
トランスコスモスは、必要機能を網羅したEC基盤構築サービスを提供しています。