【発送代行】ロジスティクスとは?物流との違い、5大物流機能とは?
まずはじめに、今まで「物流」「ロジスティクス」ということを深く考えたことがありますか?
私たちが生活していくうえで「物流」は必要不可欠であり、トランスコスモスが提供するフルフィルメントサービスにおいてもとても重要な部分です。
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ロジスティクスと物流の違いとは?
ロジスティクスと物流の各概要について
最近ではすっかり「ロジスティクス」という言葉が世の中に浸透してきました。では「物流」との違いを把握されている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
おそらく「物流=ロジスティクス」と同義語として考えておられている方がほとんどではないでしょうか。
実は若干の違いがあります。
・物流とは?
物的流通、略して物流とは、生産物を生産者から消費者へ引き渡す(空間および時間を克服する)ことである。
主な機能としては、輸送・配送の他、保管・荷役・包装・流通加工・物流情報処理がある。その中でも、輸送・保管・荷役・包装・流通加工は「物流5大機能」と言われる。
・ロジスティクスとは?
顧客の要求を満たすために発生地点から消費地点までの効率的・発展的な「もの」の流れと保管、サービスおよび関連する情報を計画、実施、およびコントロールする過程であり、ロジスティクスは物流において生産地から消費地までの全体最適化を目指すものである。
・ロジスティクスと物流の違いまとめ
物流とは生産地から消費地までモノを運ぶことを表すもの
ロジスティクスとはその物流を支える全体の最適化を目指す仕組みや手段 と言えます。
物流の詳細を解説
物資を供給者から需要者へ,時間的及び空間的に移動する過程の活動。一般的には,包装,輸送,保管,荷役,流通加工及びそれらに関連する情報の諸機能を総合的に管理する活動(JIS(日本工業規格)Z0111:2006)物流の5大機能という。
ロジスティクスの詳細を解説
物流の諸機能を高度化し,調達,生産,販売,回収などの分野を統合して,需要と供給との適正化を図るとともに顧客満足を向上させ,併せて環境保全,安全対策などをはじめとした社会的課題への対応を目指す戦略的な経営管理(JIS(日本工業規格)Z0111:2006)
もともとは軍事用語で、「兵站(へいたん)」と呼ばれておりました。
兵站(へいたん)とは
ロジスティクスは、もともと軍隊用語で兵站(へいたん)と訳されます。
戦争時の作戦遂行に必要な兵器や兵員や兵糧を確保し、管理し、補給するまでの全てのマネジメントを指します。
後方支援がないと病気・ケガ・飢え等による前線の兵士たちの生死に関わります。
⇒現在の企業活動においても、ロジスティクスが脆弱な場合、死活問題です。
物流の基礎知識-物流の5大機能-
1、物流の5大機能_「包装」
意味:
物品の輸送,保管,取引,使用などに当たって,その価値及び状態を維持するための適切な材料,容器,それらに物品を収納する作業並びにそれらを施す技術又は施した状態
種類:
個装:個別の商品を包んでいる包装 →
内装:個装を外部の衝撃から守るための包装 →
外装:内装を適当な数(ダース単位など)で、ダンボール等にまとめた包装 →
目的:
①内容品の保護
②取り扱いや保管・販売の利便性確保
③宣伝媒体機能、情報伝達機能
④荷扱いの条件づけ
⑤新品性の保証
※参考記事:緩衝材(かんしょうざい)の種類を解説
2、物流の5大機能_「輸送」
意味:
貨物をトラック,船舶,鉄道車両,航空機,その他の輸送機関によって,ある地点から他の地点へ移動させること
種類:
輸送距離 |
リードタイム |
コスト |
その他 |
|
---|---|---|---|---|
トラック輸送 |
短い |
短い |
安い |
最も利用が多い |
鉄道輸送 |
中・短い |
長い |
安い |
利用駅が限られる |
船舶輸送 |
長い |
長い |
安い |
輸送破損のリスク |
航空輸送 |
長い |
短い |
高い |
輸送不可貨物あり |
目的:
輸送元から輸送先へ、輸送コスト・リードタイム・品質を考慮して、最適な輸送手段で貨物を輸送する。
※参考記事:配達/宅配業者の選び方と各社の配送費/特徴の比較
※参考記事:「テスト出荷」についてメリットや概要を解説
3、物流の5大機能_「保管」
意味:
物資を一定の場所において,品質,数量の保持など適正な管理の下で,ある期間蔵置すること
種類:
ロケーション管理
①固定ロケーション方式:品目ごとの保管位置を特定の場所に固定
②フリーロケーション方式:品目ごとに保管位置を定めず、空いているスペースに自由に保管
先入れ先出し
入庫日の古い順番から商品を出すこと
目的:
需要に対して即座に供給すること
※生産と販売間の緩衝機能を有する
※参考記事:入荷、ロケーション管理、出荷までを解説
※参考記事:WMSを使って正確で効率的な倉庫保管
4、物流の5大機能_「荷役」(にやく、“にえき”ともいう)
意味:
物流過程における物資の積卸し,運搬,積付け,ピッキング,仕分け,荷ぞろえなどの作業及びこれに付随する作業
マテリアルハンドリングともいう
種類:
①オーダーピッキング(摘み取り方式):注文単位で商品をピッキングしていく方式
②トータルピッキング(種まき方式):商品をピッキングしておき、荷捌場に持っていき発送先別に分ける方式
目的:
物流センター内でのスムーズな入出荷作業
5、物流の5大機能_「流通加工」
意味:
流通過程の倉庫,物流センター,店舗などで商品に加工すること
種類:
商品化作業:検針・アイロン掛け・ボタン付けなど
リテールサポート:値付け・ラベル貼り・商品包装など
目的:
商品の加工による商品化
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