MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)はもう古い?成功事例をご紹介
「MVV」とは、ミッション・ビジョン・バリュー(Mission・Vision・Value)の頭文字をとった略語であり、企業の経営方針を指しますが、会社全体でなく、部署やチームごとに「MVV」を活用する事が可能です。今回はトランスコスモスのフルフィルメントセンターの事例をご紹介いたします。
チーム(プロジェクト)独自の「MVV」
MVV取り組みの第一歩
「MVV」の取り組みは、まずチームのミッション・ビジョン・バリューを決める事から始めます。
ミッションは、お客様企業(クライアント)のありたい姿(ビジョン)を理解したうえで、各チームが果たすべき役割・存在意義を認識する必要があります。
お客様企業(クライアント)とのコミュニケーションを密にとり、お客様の"ビジョン"を理解し共感する事から始めます。その後、事業所のメンバーと意見を交わしながら事業所のミッション(使命)とバリュー(行動指針)を決めるのです。
ちなみに、ECワンストップセンター北柏のsimカードを取り扱うMVNO事業所におけるミッションは「正確な処理を行い、商品をより早く出荷する」です。
ミッション達成への道
MVNO事業所での取り組み
ミッション達成に向けて、事業所のメンバー一人ひとりができる事を考えました。
それこそがミッションを達成するためのバリュー(行動指針)となります。
実際にメンバーからヒアリングした内容を基に取り組みを行った施策をご紹介いたします。
・生産性向上ミーティング
月1回の頻度で管理者がメンバーと個人面談を行い、生産性等の実績を基に"よかった所"や"今後の課題"を振り返り、本人に今月の目標を決めてもらいます。
・マニュアル手順確認会
管理者が定期的にメンバー全員の作業手順を確認します。決して粗を探すのが目的ではなく、運用自体に問題がないかも含めてチェックし、より良い運用へとブラッシュアップさせる目的も兼ねております。
・目安箱
メンバーから管理者へのお手紙BOXです。
普段なかなか相談しづらい事や、"もっとこうしたら良くなるのでは"といった意見を収集します。
実際に目安箱をきっかけに変えた運用も多くあります。
・管理者研修
管理者に対して、メンバーへの正しい指導方法やコミュニケーション方法の習得をサポートします。
MVVがもたらす効果
メンバーの意識向上
「MVV」の取り組みを行う事で、メンバーも生産性に対する意識がさらに高まり、自発的に生産性向上に向けた工夫を実施するようになりました。事業所全体の生産性の数値にも成果として現れております。
生産性の向上がコスト削減につながり、お客様企業の成長に寄与できます。また、削減できた費用で、新たなサービスや環境を生み出すことも可能です。
それは、お客様企業のみならず、メンバー自身にとっての働き甲斐にも直結し、職場が活性化します。そして、職場の活性化はさらなるパフォーマンス向上に繋がるのです。
このように、私たちは、お客様の期待を超えるサービスを提供することはもちろんのこと、メンバーそれぞれが、やりがいを持って職務を全うできるよう、日々様々な取り組み活動を行っています。