EC物流代行/物流委託倉庫で取扱い可能な商材【加熱式たばこ編】
近年、ECサイトで取り扱われる商材は多岐にわたります。生活雑貨やアパレル、生活家電などはECでの取引が当たり前になりましたが、化粧品や医薬品など取り扱いに特別な許認可が必要なものまで、さまざまな商材がECサイトで取引されています。
今回は少し特殊な取り扱いが必要となる「喫煙関連商材」のフルフィルメントについてご紹介します。
喫煙関連商材:加熱式たばことは
グロー、アイコス、プルーム・テック…
喫煙者にとっては何かと肩身の狭いこのご時世、飲食店などをはじめ喫煙不可の場所が増える一方で「加熱式たばこのみ喫煙可」と表示された喫煙所も散見されるようになりました。
市中のコンビニエンスストアやたばこ屋さんでも加熱式たばこの取り扱いがされており、紙巻たばこから加熱式たばこへ移行した方も多いのではないでしょうか。
一般的に加熱式たばこは、たばこを加熱するヒーター(デバイス)と、専用のたばこを組み合わせることで喫煙を楽しむことができます。
この加熱式たばこはECでも販売されています。ECで取り扱う上では、加熱ヒーターと専用たばこそれぞれに留意点があります。
加熱ヒーターの取り扱いについて
「製造たばこ」との違い
加熱ヒーターは、加熱用デバイスとも呼ばれており、電気の力でタバコを温める機械です。
一般的には後述する「製造たばこ」には当たらないものの、もっぱら喫煙のために使用される器具のため、喫煙具としての取り扱いが必要となる場合があります。
喫煙具を取り扱う際には、「未成年者喫煙禁止法」にのっとり、販売者は購入者が20歳以上であることを確認する必要があります。そのため、ECでの販売においても、購入者の年齢を確認する手段を講じる必要があります。
また、EC販売ならではの付加価値として考えられるのは、加熱用ヒーターの機種固有番号(シリアルなど)が購入者情報との紐づけ可能なことです。このことにより、保守への活用や、購入後のよりよいユーザー体験の提供を行うことができます。
専用たばこの取り扱いについて
「紙巻たばこ」との違い
加熱式たばこ専用たばこの多くは、従来の紙巻たばこと異なり、火をつけて燃焼させるのではなく、専用の加熱用デバイスで温めることで喫煙を可能にしています。
しかし、現在流通している加熱式たばこの専用たばこは、従来の紙巻たばこ同様「製造たばこ」にあたります。そのため、小売り販売にあたっては、製造たばこの小売販売業の許可が必要となります。
また、ECなど通信販売を行う場合は別途条件付与のための手続きが必要となります。
販売にあたっても年齢の確認が必須となることや、ECモールでのレギュレーションなどもあるため、加熱ヒーター以上に取り扱いには厳しい条件があります。
ECで販売するために
EC専門物流倉庫の活用
たばこのように一般的な商材とは異なる取り扱いを求められる商材の場合、特殊な許可や設備が必要なケースも多く、取り扱える物流倉庫は限られてきます。そのため、ECで販売することが容易でない商材もあります。しかし、ECに特化した物流倉庫であれば、多種多様な商材を取り扱える設備や環境が整っています。さらに、注文出荷時の機種固有番号取得や、在庫管理システムによるリアルタイム実在庫管理が可能な倉庫では、トレーサビリティやCXの向上などが見込めます。
ECサイトでの販売をご検討される際には、EC専門の物流サービスを提供している倉庫の利用をおススメします。
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