物流現場の人材育成|高品質なサービス提供に必要な品質マインド
いくら品質に関するルールがあっても、実際に現場で働くメンバーの品質に対しての意識が低ければ、品質の維持向上は難しいでしょう。ルールとマインドが揃って初めて、高品質なサービスの提供が可能になるのです。そのため、ルール整備と並行して、メンバーの品質マインドを育てることが重要です。今回のブログでは、品質管理担当者に品質マインドについて語ってもらいました。
物流現場での品質維持の難しさ
求められるマインドの改善
品質管理担当として、庫内の品質維持や改善活動を推進していく上で、品質マインド(=品質第一主義)の醸成は重要なミッションであると考えています。
方法や手段などをシステム化出来れば、トラブル防止に繋がり、品質は向上していきます。一方でそれを扱う人のマインド醸成は、一朝一夕で実現出来るものでないと思います。
システムであれば一定の判断のもと、一定の品質で、同じ作業を繰り返し行えます。しかし人の場合、当日の体調やメンタル、環境、習熟度など、その時々によって、作業のバラつきが少なからず発生してしまいます。
いかなる状況の中でも一定の品質を保つためには、どこに問題があるかの原因究明はもちろん、品質意識に対するマインドも併せて改善していかなくてはいけないと思います。
物流現場における品質マインドの醸成
品質マインドを育てる環境とは
品質マインドは長い目で育てていく必要があると考えています。
そのきっかけ作りとして、日頃行われている作業に対して、定期的に振り返りの場を用意し、現状の課題や改善点を洗い出し、現場のメンバー全員と意識の共有をしています。さらに、品質改善に繋がるちょっとしたアイデアや工夫を、現場の作業メンバーから 吸い上げるよう意識しています。
ECワンストップセンター北柏では、改善に貢献した作業メンバーを公正に評価する仕組みを整備しました。メンバーの品質維持向上への取り組みの動機づけとなり、さらなるアイデア・工夫を発生させる、好循環を生みだしていく環境づくりが最も重要だと考えるからです。
メンバーの気づきやアイデアを汲み上げる事の出来る仕組みは、持続的な作業品質の向上の基礎となり、すなわち品質マインド醸成の土台となっていきます。
高品質のサービスを継続的に提供するには
ここ数年で、物流現場の自動化は進んできました。ECワンストップセンター北柏でも、自動マテハンラインやt-Sortなど物流ロボットの導入を進めています。今後も物流業界全体でオートメーション化は進められていくでしょう。しかしながら、当面、機械に置き換えられない作業はなくならないとも言われています。
そうした中で、ECワンストップセンター北柏では高品質なサービスを提供するべく、メンバーが一丸となり品質向上や、改善活動に取り組んでおります。結果として、多くのお客様企業より物流品質に対して高評価をいただいています。
品質管理者として、継続して正しいオペレーションの実行をサポートするとともに、品質マインドの醸成に注力していく事で、今後もより多くのお客様へトランスコスモスのサービスにご満足頂けるように取り組んでいきます。