【後編】プロジェクトマネージメント(PM)課の一日【現場インタビュー】
現場から~#4.トランスコスモスの 「プロジェクトマネージメント課」
ECワンストップセンター北柏で働くプロジェクトマネージメント課の「現場」メンバーにインタビューをしました。
参考:プロジェクトマネージメント課の管理職(課長)インタビュー【1】
参考:プロジェクトマネージメント課の管理職(課長)インタビュー【2】
参考:プロジェクトマネージメント(PM)課の1日【現場インタビュー前編】
タイムスケジュール(1日の流れ)や業務内容について
目次[非表示]
プロジェクトマネージメント課 メンバーの一日の仕事を追いました。
新卒メンバーとマネージャーの2名のスケジュールをご紹介します。
プロジェクトマネージメント課メンバーのスケジュール
・プロジェクトマネージメント課マネージャーの佐藤さん
・新卒入社1年目の配属先:MVNO業務現場管理者の黒木さん
マネージャー佐藤さんへのインタビュー
ーこれまで、プロジェクトマネージメント課で携われてきた業務について聞かせてください
配属先について(トランスコスモスに新卒入社)
新卒でトランスコスモスに入社し、配属されたのはECワンストップセンター北柏の携帯電話に挿入するSIMカードの加工および、出荷作業を行うMVNOの事業所でした。
業務内容について
配属当時、出荷対応件数が多い上、お客様企業からのご要望や求められるレベルも高く、現場が疲弊していたことにより、作業トラブルが多発していたのです。そのため、事業所の業務品質立て直しのため、品質管理チームの一員にアサインされました。
ノウハウもない中、問題点や課題を収集しながらタスクをリスト化し、作業トラブルを未然に防ぐチェック体制を構築しました。その結果、トラブル撲滅を実現し、お客様企業より感謝状を頂くまでの取り組みに発展していったのです。その後、現場管理者を経て、1年後にはスーパーバイザーになりました。
これまで品質管理で培った経験を活かして、お客様企業からご依頼頂く要件を調整し、トラブルが発生しないよう、納期の調整や要件の確認を行い、サービス提供に努めました。スーパーバイザーとして1年間活動後、他のMVNO事業の責任者に抜擢されました。サービスに携わっているメンバーのマネージメント、サービスの収益性のマネージメント、システム要件の改修、お客様企業との折衝など多岐に渡って、活動しています。
MVNOの事業に携わる機会が多かったですが、2020年にはスポーツアパレル事業のサービス責任者に就任し、現在では複数のサービスの責任者を努めております。
MVNO(エムブイエヌオー)とは?
Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略
携帯電話などの無線通信インフラ(ケータイやスマホに電波を送るための基盤のこと)を他社から借り受けてサービスを提供する事業者
お客様企業に寄り添ったサービスの提供
ーそのように、様々な業種、業界の案件を担当されてきた強みはありますか。
MVNOとスポーツアパレルについて、一見すると共通項はありませんが、お客様企業にサービスを提供するという観点では、類似点が多く、今まで培った経験を活かして品質の良いサービスをご提供できていると自負しています。直近では高級時計を発送するサービスのローンチに携わりました。
無事、サービスインすることができまして、サービスイン当初は実現できなかった要件をお客様企業と検討の上、サービス提供に向けて、社内で調整を始めております。
身に付くスキル(社内・社外との調整力)
ーこれまで複数の案件を担当されていた中で、印象的だったプロジェクトを教えてください
MVNO事業所の責任者の時のことです。お客様企業より、提供サービスを変更するとの方針が出され、契約見直しに関する提案・交渉活動が始まりました。他部署の方々や上長と連携し、一丸となって当社のご提案がお客様企業にご満足いただけるよう検討を進めました。当社の収益性を確保しつつ、事業所体制の変更、さらに体制変更に伴うご請求方法を変更する旨をご提案差し上げ、契約の見直しに合意いただき案件継続となりました。この活動の中で意識したことは三角形です。
会社(収益性)・現場(SIMのアクティベーションと発送を実際に行うメンバー)・お客様企業(コストに見合ったサービスの継続)の3つの視点からなる三角形をイメージし、各視点のバランスが崩れないよう、綺麗な三角形になるよう心掛けながら、各セクションで調整を実施しました。収益性の担保においては、サービスを運用するにあたりかかっていたコストを全て洗い出し、お客様企業の負担とならないような請求形態を試算し、構築しました。
現場という視点では、体制を変更した際にサービスレベル(品質/納期)を維持して、無理なく対応できるか幾度となく議論し、体制変更を実施しました。お客様企業としての視点でも考え、サービスを継続したい旨に対して、先に記載した2点をご提案し、トランスコスモスの経営の基本理念である「お客様の満足の大きさが我々の存在価値の大きさであり、ひとりひとりの成長がその大きさと未来を創る。」を実現しました。
「より社員を大切にする会社」そして「既存のサービスをより良くする会社」
ー今後やりたいことや目標など挑戦していきたいことを教えてください
私はトランスコスモスを「より社員を大切にする会社」、「既存のサービスをより良くする会社」にしていきたいと考えています。まず、会社にとって最も大切な要素は紛れもなく、社員であると思います。時代の流れとしてはIOT化が進んでいますが、IOTに頼るといっても、やはり限界があり、実際に人が手を動かさないと成しえないことが沢山あります。
通常の倉庫作業では特殊作業はありません。しかし案件によっては、一つ一つの商品を個体管理したり、配送する前にひと手間加える特殊な要素が多くあったりと、携わっているメンバー各々に専門的な知識が求められます。メンバーが業務を遂行する中で専門知識を培ってきました。そのような専門的な知識を持ったメンバーは会社にとってかけがえのない存在であり、複雑な要素が絡む案件の業務を遂行できることは、他社と比較しても大きな強みだと考えます。
しかしながら、専門性が強いあまり、チーム内でのローテーションが上手くいっていないと感じる場面があります。そのため、スピード感のある業務の引継ぎをすることができる環境作りを強化し、お客様企業に提供しているサービス品質を落とすことなく、メンバーが新しいプロジェクトにチャレンジする機会やキャリアアップの機会を増やすことにより、社員に還元できる、社員をより大切にできる会社にしていきたいです。
【参考】ロジスティクス業務を解説~1日の流れ~
トランスコスモスのECワンストップセンター北柏で働くロジスティクス課のスタッフの1日の流れをご紹介します。
具体的な業務の流れ、タイムテーブルをご紹介する事でロジスティクス業務をご理解いただけると思います。ロジスティクスの「マネージャー」と「現場管理者」2名の業務をご紹介します。
https://transcosmos-ecx.jp/blog/fulfillment/21
【参考】バックオフィス業務を解説~1日の流れ~
トランスコスモスのECワンストップセンター北柏で働くバックオフィス課のスタッフの1日の流れをご紹介します。
具体的な業務の流れ、タイムテーブルをご紹介する事でバックオフィス業務をご理解いただけると思います。
https://transcosmos-ecx.jp/blog/fulfillment/23