EC事業者様必見!物流倉庫の選び方、委託する際のポイント
ECサイトの収益を大きく左右する物流コスト。EC事業を成功させる上で、物流コストの見直しを図ることは必要不可欠です。しかし、コストを削減することだけを追求すると品質の低下などを招きかねません。いかにコストを「最適化」できるかが重要なのです。
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EC専門の物流倉庫とは
アパレル、日用品、雑貨、食品、化粧品など様々な商材のBtoCの物流過程を担う倉庫
EC専門の物流倉庫とは、EC(電子商取引)市場で取り扱われる「BtoC商材」を主に扱う物流倉庫のことです。BtoB物流倉庫と比べ、多品種且つ小ロット、多配送の対応が可能であることが必須です。
基本的に、BtoC向けの出荷がメインとなり、商品の入荷検品から、保管、流通加工、梱包、出荷までを行っています。ネットショップにとっては、顧客満足度に大きく影響する工程と言えるでしょう。そのため、EC物流倉庫の質が直接、企業(ブランド)イメージに繋がると言っても過言ではありません。
EC物流倉庫を選定する際の基本的な2つのポイント
Point 1. 物流コストの削減が見込めること
物流業務には様々なコストがかかってきます。輸送費、保管費、荷役費、梱包費、人件費など、実店舗を持たないECサイトにおいては、物流コストの大きさが企業の売り上げを大きく左右します。そのため、各EC物流倉庫が提示している料金を様々な角度から比較することが重要です。
Point 2. 物流倉庫に適した立地条件であること
商品の生産地や消費地に、より近い場所に倉庫を置くことで、物流コストは削減できます。例えば、東西の二拠点に物流センターを構えることにより、配送料の削減や翌日配達エリアの拡大が見込めます。
さらに、複数拠点を構えることは、台風などの災害や事故など不測の事態があった際の物流リスクを最小限に抑えるためのBCP対策の一環としても有効です。
外部委託による物流コスト削減の仕組みとは?
月の出荷数が300件を越えたら外部委託の検討を
割高になる印象もある物流の外部委託ですが、一般的には、月の出荷数が300件を越えたら外部委託を検討したほうが良いと考えられています。
外部委託した場合のメリットは下記です。
① フレキシブルな人員配置で波動対応と人件費削減が可能
② 物流設備や環境への初期投資が不要
③ 保管費のコスト効率化と在庫最適化が可能
④ 資材費や輸送費はスケールメリットによる削減が可能
⑤ 物流業務を切り離すことでコア業務に集中できる
物流業務を外部委託するデメリットとして、「出荷件数によっては割高になる」、「自社に物流ノウハウが蓄積されづらい」なども挙げられますが、月の出荷件数が300件を超え、出荷量が多くなれば多くなるほど外部委託は有効です。
物流倉庫の立地に重要なポイントは?
商品仕入れ場所との距離
自社の通販物流委託先として3PL事業者を選定するにあたって重要な点として、まず「仕入れ場所との距離」が挙げられます。
基本的に、商品の生産地や消費地により近い場所に倉庫があることで、輸送にかかる費用など物流コストは削減できます。
配送会社の拠点との距離
次に重要な点は、「利用する配送会社の拠点との距離」です。基本的に配送会社に近いと集荷時間が遅くなるため、日の出荷数を増やすことが可能です。
【参考記事】EC物流における配車、そのポイントとは
出荷拠点の数と位置
最後に「出荷拠点が分散されていること」です。東西の二拠点に物流センターを構えることは、配送料の削減やBCP対策の一環としても有効です。
このように、EC物流倉庫の理想的な立地は、コスト削減とリスク回避に繋がります。
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EC物流倉庫に求めるべき4つの条件
物流品質の高さ
ECサイトにおいて、商品の誤発送や配送遅延は、顧客離れを招くことになりかねません。
また、購入前に店員によるフォローが可能な実店舗とは違い、商品が届いてからのクレーム対応は非常に難易度が増します。クレームに至ることの無いよう、EC物流では品質の高さが要求されます。
✔トランスコスモスでは、品質保証の取り組みとして、稼働判定という検査を実施しています。
受注から出荷までの対応スピードの速さ
ECサイトにて購入した消費者の多くが、出来るだけ早く商品を手にしたいと考えています。
実際に、ECモール内の複数店舗で同じ商品が同じ価格で販売されている場合には、翌日配送可能な店舗が選ばれやすいです。
受注から出荷までのリードタイムが早いことが、顧客満足度の高さに繋がります。
✔トランスコスモスでは受注処理業務を担うバックオフィス機能を物流倉庫に置いているため、個別対応が必要なケースでも、受注~出荷まで迅速に対応いたします。
ギフトラッピングなどのカスタマイズ対応
友人や家族へのギフトを、ECサイトにて購入する消費者は多くるため、用途や商品に合わせ様々なたラッピングが可能なことが重要です。また、年末などギフトラッピングが集中する時期においても、出荷の波動に耐えきれることも必要です。
✔トランスコスモスでは、毎年、クリスマス商戦において、大量のギフトラッピングを対応しています。また、化粧品製造業許可も取得しているため、化粧品のセット組作業も対応可能です。
EC通販注文商品の返品・交換対応
実店舗と違い、ECサイトでの購入は実際に商品を手に取って確認できません。そのため、手元に届いて実際のイメージと違ったり、サイズが合わなかったり…など実店舗より返品率が高い傾向にあります。
その返品をいかに迅速に対応できるかというのはEC物流倉庫では重要なポイントとなります。
返品手続きが簡易且つ迅速に行われることで、顧客満足度が高まり、次回購入に繋がることもあります。
✔トランスコスモスでは迅速な返品対応を可能にするリバースロジのサービスを提供しています。
セミナー開催! 【全3回】EC通販における物流の重要性とは?
第1回目:EC事業収益最大化に繋がる物流倉庫の条件
6/19(水)開催予定のセミナーでは、今回ブログでご紹介した内容をさらに詳しく解説します!
【セミナー概要】
日程 |
2024年6月19日(水) |
開催時間 |
14:00~14:30 |
実施方法 |
オンライン開催(zoom) ※本セミナーはオンライン配信のみ(会場開催なし)で実施いたします。 |
注意事項 |
受け付けておりません。 お申込みは、ご遠慮いただいております。 |
↓↓お申込みは下記セミナーのご案内よりお願いします。ぜひご参加ください!!